里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ビロードモウズイカで赤恥!

2009年06月24日 | 山野草
ずっと前の山野草講座での話だ。
先生が、「この花を見て下さい」「ビロードモウズイカといって珍しい植物です」
と説明を始めた。 見ると、私の家の畑にたくさん生えている植物だ。

私が「エッ、それなら私の家の畑にたくさん生えていますよ」と言ったところ、
先生は「荒地に育つ植物です」と説明を続けた。
「……」。 言うんじゃあなかった。 
スッカリ横着を決め込んで畑を荒らしているのがバレてしまった!

以来、それに恥じて出来るだけ草取りだけはしているが、このビロードモウズイカ
はしぶとく生き続けている!

(畑のビロードモウズイカ→花)
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ビロードモウズイカ、天鵞絨毛蕊花(ゴマノハグサ科、モウズイカ属)
ヨーロッパ原産の2年草で、河原や荒地などに生える。 草丈は1~2m。
日本では、明治時代に“庭煙草”の名前で観賞用に持ち込まれたものが野生化した。
全体に灰白色の毛が生えていて、葉は白味がかった緑色に見え、大きい。
花期は6~9月で、茎の先に、径が2cmで5裂した黄色い小花を長い穂状に多数
つける。
鎮静・鎮痛・去痰剤などの薬効があるハーブとして知られている。

(名前の由来)
葉がビロードのようにやわらかく、雄ずい(雄しべの蕊)に毛が生えている事か
ら名づけられた。