里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

白花カワラナデシコの実生、初花(発芽約10か月後)

2012年08月14日 | 山野草の繁殖
H23.10.23、播種。

カワラナデシコ(白花)の種を入手した。
白花は珍しいのだそうだ。

採り播きでも春播きでもどちらでも良いとの事なので、善は急げで採り播きを試みた。
H23.11.4、発芽。

播種して約10日ほどで発芽した。
双葉の両端までの長さは1.2cmだ。
H23.12.29、本葉4~6枚。

たくさん発芽していたのだが、その多くはナメクジに食べられてしまった!
その後ネットを張って防いでいるが、本葉は4~6枚に増えカワラナデシコらしい姿になってきた。
H24.8.12、初花(発芽約10か月後)

発芽約10か月後で初花が咲いた。
開花するまでに何年もかかる山野草の中では、随分早い開花だ!

カワラナデシコ、河原撫子(ナデシコ科、ナデシコ属)
本州以西で山地の日当たりの良い草原や川原に自生する多年草。 草丈は40~80cm。
秋の七草の一つで、葉は長さが5cmで対生しており、茎と同様に粉白色を帯びる。
花期は7~11月で、茎の上部が枝分かれした先に5弁で径が4~5cmの花をつける。 
花の色は通常は紅紫色だが、まれに白色の花をつけるものがある。
花弁の縁には細かな切れ込みがあり、糸状に裂けているように見える。
〔名前の由来〕
河原に生え可憐な花を咲かせる事から“河原撫子”と名づけられた。
単に“ナデシコ”と呼ばれたり、中国産の唐撫子(石竹)と区別する為に“大和撫子”とも呼ばれる。