里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

サクラのテングス病

2010年04月15日 | 花 木
何年か前に“ササユリ山”のソメイヨシノが一部“テングス病”に罹っていたので、
その枝を切除しておいたのだが、良く見ると又感染していた。

サクラの“テングス病”というのは、糸状菌(カビ)の一種に感染した時に起きる病気で、
枝の一部がコブ状に膨らんで大きくなり、そこから小枝が箒状に伸びた様が“天狗の巣”の
ように見える事から名づけられたそうだ。

厄介な事に、この病気は樹全体に広がって枯死させてしまうだけでなく、感染した枝に
つく葉は4月中旬~5月中旬頃になると枯れ、葉裏に多量の胞子が出来て白い粉状とな
り、これが飛散してサクラ林全体に伝染すると考えられているらしい。

〔綺麗に見えるが→テングス病の枝も〕
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何故か、ソメイヨシノは寿命が数十年で短くテングス病に弱いのに対し、ヤマザクラは
樹齢が千年を超えるものがあるほど寿命が長くテングス病に強いという。

“ササユリ山”には、山を買った時からソメイヨシノと八重桜が植えてあったが、こん
な有様ではヤマザクラに更新して行った方が良さそうだ!
ソメイヨシノヤマザクラ



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