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「2月」におもう

2010-02-01 20:37:27 | 朗読あれこれ

2月になりました。
東京地方でもさっそく雪なぞちらついて
一年で最も寒い時期だと実感させられます。


以前も申し上げたかもしれませんが、
「2月」
のアクセントがいま、乱れています。

正しくは

にガツ ←カタカナ表記の部分を高く発音してください

なのに、

ニがつ

などと、最初の「に」を高く発音する人がやたら多くなっています。

なぜ・・・?

その方が発音しやすいからとか何とかいうのでしょうが
アタシなんぞ違和感で耳を塞ぎたくなります。

テレビやラジオのナレーションでも堂々と「ニがつ」と云う人がいて
倒れそうになります。
アクセントに注意を払わないタレントさんが云うのならまだしも、
語って伝えることを生業とする人間に云われると
本気で制作してないんじゃないの?
とまで突っ込みたくなるのです。

どうかこの【朗読もの】を読んでくださっている皆様は
アクセントを大事にしてください。

前にも云いましたが、メディアにのって物事を伝えるときは
アクセントに神経をつかうべきだ!
と申し上げているワケでして、
決して各地に伝わる方言を軽視するものではありません。
むしろ地方色豊かな方言は残すべきです。
そうゆうアクセントになった理由がその土地・風土にきっとあるからです。


申し上げたいのはただ、公に声をだす場合、
語る人間は、そのことばの伝わり方や影響力に
配慮して発信せねばならないのでは?ということ。

アクセントはなんとなく世につれ・・・ではなく、
古くからのアクセントがまず大事にされるべきで、
もし変化するなら納得の理由があってしかるべきだと感じるのです。

生真面目すぎるでしょうか・・・


ちなみに、「2月」と同じ間違いをよく耳にするのは
「4月」です。

しガツ ←やはりガツを高く発音する

のがよろしいかと。


そうそう、これも云い易い方に流れているのかもしれませんが、
「父」は、

ちチ

と、後の「チ」を高く発音します。

チち
ではありません、念のため。

「チち」ときくと、アタシはいつも
トロピカルドリンクの「チチ」を思い出します(^^)