101歳で亡くなった祖母が良く言っていた。
「人を使うのに三粒涙が多くなくては使う事は出来ない」と。
こんな話を聞いた。
昔の事だが、おおきなお屋敷のご主人、お正月の為に畳を綺麗に入れ替えた。
其処に、お手伝いさんが各部屋に炭を運ぶ時、真新しい畳に炭を落した。
お手伝いさんは、真っ青になってただただ手をついて謝った。
その時のご主人の第一声「怪我は無かったか。畳は代えれば済むこと。
怪我をしたとなれば、そうは行かない本当に良かった」と。
普通は叱り飛ばすでしょう。
この様に”三粒の涙”を持った人に成りたい物。
人の真価はこの様な所に問われるのでしょう。