作家三由紀夫の長編小説「美しい星」。
SF的な設定で裕福な4人家族がいろいろな事を真剣に考えた末
自分達は地球人と違う他の惑星から来た宇宙人だとの意識に
目覚めると言うお話し。
この本が書かれたのは50年前、そして内容は人類の運命について
激しい議論を戦わせる。人類とは文化とはと。
そして、其処に原子力の問題も-----。
人間は原子力を使うのに値する存在なのかと----。重い問いだと思う。
作家三島由紀夫氏は放射能に怯える日本を予見していたのだろうか。
時には宇宙人の様な目で地球と人類を考える事も必要でしょう。