こもれび

悩み多き毎日。ストレス多き人生。でも、前向きに生きていきたい。だから、自然体で・・・

定期演奏会

2008年04月21日 | Weblog

昨日は、T大学の定期演奏会。曲目はショスタコーヴィッチの5番とシベリウスの7番。

開演10分前。恒例のアナウンス。英、独、仏、西、から始まり、ビルマ語、アラビア語、トルコ語などなど今回は23言語に及び、勿論、留学生による日本語のアナウンスもありました。それぞれの言語を学んでいる学生が、聴衆に歓迎の挨拶をするのですが、これだけ、様々な言語が並ぶとその響きの違いがとても楽しく、興味深いものがあります。

舞台では音合わせが終わり、指揮者登壇。このオーケストラの指揮者がまた魅力的です。医学部を卒業して勤務医をしていたのですが、プロの指揮者になる夢を捨てきれず、音楽大学に入学しなおして、現在は、各地でオーケストラの指揮をしています。この夏は、四万十川国際音楽祭でもタクトを振るそうです。

いよいよ演奏が始まりました。大学生になってから楽器を始めた人もたくさんいる学生オケですから、勿論プロの演奏とは違うけれど、それだけに聞いていて胸にジンとくるものがありました。時々、管楽器低音部の不安定な音に、思わず「がんばれ」とつぶやいてしまいましたが、全体の演奏は、「ブラボー!ブラボー!」。

来年は娘が卒業してしまうので、おそらくT大オケの演奏会を聞きに来るのは、今回が最後になるでしょう。とはいえ、去年、留学のために1年早く引退してしまったので、今回、娘は舞台にはのっていないのです。それなのに、家族3人揃って定演を聞きに来ているのには理由があります。娘からの団員へのメッセージカードを届けにきたのです。

そんなこんなで、演奏している若者たちの姿を見ていたら、胸に迫るものがありました。きっと毎日毎日、学業そっちのけで(?)練習したんだろうな~と思ったら、鼻の奥がジンとしちゃいました。

ひたむきに演奏する若人たちの姿はすがすがしく、いい仲間に恵まれた娘が羨ましくもありました。

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