4歳になったばかりの孫が熱を出したというので留守番に行きました。コロナのため、1歳半になった妹も保育園には行けません。娘は会社を休めないというので、おチビちゃん二人をまとめて面倒を見ることになりました。
朝、機嫌よくママを送り出した二人でしたが、何かちょこっとママにお話をしたくなったお兄ちゃんが、ママ~と玄関に行ったとき、娘はすでに家を出ていました。さあ大変。ママ~、ママ~、と泣き叫ぶお兄ちゃん。どうしようもないのでしばらくほっておきました。でも、なかなか収まる様子がありません。しびれを切らしたばあばは、お兄ちゃんに言いました。「そうね。ママがいいよね。ママじゃないとだめだよね。では、ばあばは帰るね。」4歳になったお兄ちゃんですから、それは困るということが理解できたのでしょう。ピタリと駄々をこねるのを止めました。
暫く機嫌よく遊び、お昼ご飯も済み夕方になりました。熱は下がり元気が出てきたお兄ちゃんは、狭いマンションの部屋の中ではエネルギーが発散できません。そろそろヤダヤダマンの登場です。
××というビデオが見たいと言い出しましたが、録画一覧を見てもお目当てのビデオが見つかりません。困ったなと思っていると、案の定、「××が見たい。××が見たい。他のじゃ嫌だ!」と大騒ぎを始めました。困ったばあばは言いました。「〇〇くん、世の中にはね、自分の思うとおりにならないことが沢山あるの。」するとどうでしょう。私の言ったことが理解できたとは思わないのですが、ピタリと静かになりました。そして、別の番組を静かに見始めました。
4歳って面白いですね。2歳や3歳だとヤダヤダマンを貫き通していたのですが、ほんの少し相手の言い分が分かるようになってきたのでしょうか。いつもは、パパやママに甘やかされていると思えるお兄ちゃんですが、少しづつ大人になっていくようです。
1歳半の妹は、いくつかの単語が話せるようになり、かわいい盛りです。熱が下がったばかりでは公園にも行けず、狭い家の中で二人を預かるとヘロヘロになりますが、孫との貴重な時間、楽しく愉快な一日でした。