こもれび

悩み多き毎日。ストレス多き人生。でも、前向きに生きていきたい。だから、自然体で・・・

とめ、はね、はらい。

2017年09月18日 | Weblog


このシルバーウィークを利用して、天狗岳、硫黄岳に行く予定でした。
が、意地悪な台風が邪魔をして、やむなくキャンセル。
それで、3日間、フリーな時間ができました。

そこで、だいぶご無沙汰していた写経に出かけました。
外は雨。でも、雨音を聞きながら一心に写経するのは心が落ち着きます。

筆で書くのはとても苦手ですが、お手本がありますので、
それなりの字になります。でも、時間ができたら是非、いちから書道の基本を
学んでみたいと思う時でもあります。とめ、はね、はらい。いいですね~。

近頃では、文章は殆どパソコンで書きますので、ペン字でさえ書く機会がなくなりました。
メール、ライン、などなど、メッセージのやりとりも
電子文字で済ませてしまいますので、本当に手紙を書くことがなくなりました。

ただお一人、今でも折に触れお手紙をくださる方がいます。
高校時代の恩師です。年に一、二度、数人で食事会をするお付き合いが
続いていますが、お礼状はいつも素敵なハガキに達筆な文字で届きます。
ですので、私もこの時ばかりは気に入った絵葉書を見つけて
ご返事をします。やっぱり自筆でのお便りをいただくのは嬉しいですね。
書いた方のお顔が見えるようです。

メールもラインもそれなりに便利です。
遠くに住む孫たちの様子が動画で送られてきますので、
度々会えずとも、その成長ぶりがよくわかります。
キャッキャと笑う様子が送られてくると何度も見返して
一人、ニンマリしてしまいます。

それはそれとして、やっぱり退職したら手習いを始めて
孫たちにせっせとお手紙を送ってあげようと考えています。

娘達が小さかった頃、三人三様の手紙を毎月、祖父母に送るのを
習慣にしていました。これを始めた頃、長女は小学校4年生、次女は1年生。
三女は3歳。長女の手紙は教科書に載せたいくらい整った文章でした。
次女のものは口語体で、とても面白く楽しく書かれていました。
三女はといえば、文字が書けませんので、絵でした。
それぞれ個性豊かで、私も毎月楽しみにしていたのを思い出します。

両親が亡くなり遺品を整理していた時に、子供たちからの手紙の束が
出てきました。何とも言えない気持ちになりました。

先日、弘法大師の書かれた文(ふみ)をテレビで見る機会がありました。
やはり、紙と筆で書かれていたからこそのものだと思います。
とめ、はね、はらい。いいですね!

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