こもれび

悩み多き毎日。ストレス多き人生。でも、前向きに生きていきたい。だから、自然体で・・・

雲洞庵

2018年11月04日 | Weblog
雲洞庵の土踏んだか・・・

新潟県南魚沼市にある金城山の麓に佇む雲洞庵。曹洞宗の禅寺です。「庵」とつくのは、このお寺が元々は尼寺だったことを物語っています。それほど大きなお寺ではありませんが、とても魅力的なお寺です。赤門から本堂に続く山道の下には、法華経の一石一字が書かれた石が埋められているそうで、この参道を通ってお参りするとご利益があると言われているそうです。赤門の両脇には大きなわらじが奉納されていました。



私たちが訪れたのは、11月3日、秋晴れの清々しい朝でした。開門と同時に境内に足を踏み入れると素晴らしい紅葉に目を奪われました。他に参拝客もなく、静かで秋色に輝く景色を独り占めでした。



風もなく、池に映る紅葉はまさに水鏡です。



今から1300年ほど前、奈良時代に藤原の鎌足の孫が母の菩提を弔うためにこの地に雲洞庵を建立したとのこと。その後600年ほどは尼僧院として女人救済のお寺として栄えていたそうです。上杉憲定が禅寺として再興してのちは、あの直江兼続や上杉景勝が幼少の頃、ここで学んだということです。



「毎日お寺でお勤めをしていても、紅葉の最盛期と天候とがこれほどピッタリ会うのは珍しいのです。今日は最高です。」と庭仕事の合間に紅葉をカメラに収めていました。それほどに見事でした。スマホの写真ではなかなか伝わりませんが。。。



八海山登山の帰りにふと寄り道しただけでしたが、何とも言えず充実した時間を過ごせました。