7月の末に山友と唐松・五竜岳に行ってきました。八方池山荘に宿泊し、1日目は高山植物の観賞会。ニッコウキスゲ、カラマツソウ、マツムシソウ、ゴゼンタチバナ、ハクサンフウロ、シナノキンバイ、ヨツバシオガマ、ハクサンコザクラ、アズマギク、などなど。
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シモツケソウも素敵なピンクで輝いていました。
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翌朝は4:30の出発です。八方池に着いたのが6時ごろ。写真でしか見たことがなかった景色が広がっていました。白馬三山の姿がくっきりと池に反映されていたのです。
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朝一番のゴンドラで上がってきた人たちは、八方池に着いたのが8時ごろで、その頃は山々はガスの中だったそうです。やっぱり山は早朝に限る! ここでゆっくり朝ご飯をすませて、唐松岳に向かって出発。
時々ガスがかかったけれど、雪渓を眺めながら唐松をめざしました。
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唐松岳頂上山荘はコロナで宿泊は受け付けておらず、売店だけがあいていました。ザックをデポして頂上までひと登り。山荘まで下りてきてひと息ついたら、さて、いよいよ五竜岳を目指します。ここから五竜山荘までは気が抜けません。なかなかの岩場のスリル。下を見ないで前だけを見て進みました。大黒岳を過ぎたころからは普通の山道になり、五竜山荘が見えた時は思わず顔がほころびました。途中で親子の雷鳥にも出会えてラッキー。
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当初、五竜岳登山は明朝にという計画でしたが、明日はどうやら雨模様。時間もまだ1時なので、昼食を済ませてからアタックすることにしました。登り1時間、下り40分。なかなか手ごわい山でした。スリル満点。片側が切れ落ちているのに鎖がついていないところを登るときに、帰りはどうやって降りるのかな?と思いつつ、ひたすら頂上を目指す。もうすぐもうすぐと言い聞かせつつ、やっと頂上にたつも、残念ながらガスガス。でも時折晴れて、はるか下の方に五竜山荘が見下ろせました。
タップリ充実感を堪能して、さあ下山。さっきの所はどうだろうかと思いつつ降りていくと、階段状の足場が思ったよりしっかりしていて、岩に寄り掛かるようにして下りればさほどの怖さを感じませんでした。それにしても五竜岳は登りがいのある山。さすがの百名山です。
夕食後、小屋から外を眺めると、夕焼け空に巨大なゴジラが浮かび上がり、山々をひと飲みにするようでした。
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翌日は雨がパラパラ来るも、アルプス平まで下りるだけと気が楽です。振り返ると昨日登った五竜岳。圧倒的な存在感で晴れ間にそびえています。
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下山は西遠見山、大遠見山、中遠見山、小遠見山と越えて地蔵の頭、そしてアルプス平駅。駅の周りは高山植物園になっていて、見事な花々が競い合って咲いていました。ありがとう。アルプスの山々、高山植物の花々、そして雷鳥の親子。八方池の絶景と岩場のスリルを堪能し、圧倒的な五竜岳に感銘を受けた山旅でした。