それぞれの言語によって名前に付ける呼称が異なる。英語だったら「Mr. Mrs Miss」、日本語だったら「さん、様」など。ボヤキ嫁は、日本人・日本語が話せる人、かつ周りも日本文化を理解している場合は英語で話しても「さん」を付けて呼んでいる。だけど、英語しか話さない人・日本語的呼称を知らない人のまえでは日本語的な呼称は使わないようにしている。それは相手が混乱するから。
我が家で使われる人の呼び方のパターン
英語:呼び捨て
日本語:さん、ちゃん、くん を名前の後に付ける
ビルマ語:ウ、コ、ドウ、マ を名前(ニックネームだったりもする)の前に付ける
我が家の会話は基本英語なので、英語しか話さない方はそのまま呼び捨て。「ジョン」「ケイト」
英語も日本語も話す人は、英語であっても日本語的呼称、もしくは呼び捨て。「たろうさん」「はなこさん」
ビルマ人は基本的に彼らの呼称を使っている。「コ タジ(Ko Thar Gyi)」
ビルマ人でも英語が主言語になっている人は、ビルマ人的呼称は使わない。
ビルマ人で日本語を話せる人は日本語的呼称で呼ぶ。「ゾウ(zaw)さん」
今日、楽天家ダンナが「ジョーさんがうんたらかんたら・・・」と言ってきた。誰だそれ?ジョーという名前の人で日本語が話せる人は周りにいないが。ジョーさんて誰のこと?と聞いてみると、ボヤキ嫁に「彼は“ジョー・ジョー”というニックネームだからそう呼んでね。」と紹介してきた人。英語・ビルマ語のみ話します。
何故、ジョージョーがジョーさんに変化したのか?ただでさえ人の名前が覚えられないボヤキ嫁、呼び方を変えると混乱するからやめて欲しいしてみた。が、自分の気分で呼び方を変える楽天家ダンナはまったく納得せず。
(ちなみに、ボヤキ嫁のことは“QQ”と呼びます、何故だ!)
先日、U2のボノがオスロでアウン・サン・スー・チー女史と一緒に記者会見に出た。その際、ボノは何度か彼女のことをビルマ語的呼称「ドウ スー(Daw Suu)」と呼んでいた。ビルマ語文化を知らないジャーナリストたちが『ドウ スー=アウン・サン・スー・チー』と理解したのかとちょっと気になった。
英語を使っているときは、英語の呼称に準じたほうが分かりやすいのではと思っている。