ボヤキ嫁が取っているあるクラスの先生、元ウォールストリートで働いていたという経歴の持ち主で、楽しいかも!と思ったがそうでもなさそうだ。
彼の口から出てくることは1960年代から90年代の話かそれ以前のことが多い。若い子達にとっては実際体験したことのない大昔の話。だが、そんなことは気にせず、おじぃちゃん先生が現役で働いていた頃の、一番輝かしい時代の話を引き合いにだされる。今学期はこの調子で進みそうだわ。ホワイトボードに書く字や図表は達筆すぎ、且つ、よれよれで判読不明。時々発音も不鮮明で、ネイティブですら、「今のはイリーガル、それともリーガル?」と聞き返すほど。
今日はクラスに15分遅れてやってきたおじぃちゃん先生。学校の決まりで、教師が15分以上送れて教室へ来た場合、そのクラスはキャンセルになる。おじぃちゃん先生はこないんじゃないの?あと数分でキャンセルだね、なんて冗談とも本気とも思えない会話がされていたなか、おじぃちゃん先生はぎりぎり授業開始15分後にやってきたわ。
シラバスやら他の資料やらをネット上の掲示板に乗せねばならないのだが、このクラスの掲示板はいまだに開いていない。日曜日の夜に開くから見ておくようにと言われ、ほとんどの生徒が日曜・月曜・火曜とチェックしていた。が、おじぃちゃん先生がよく分かっておらず開いていないらしい。
以前このおじぃちゃん先生のクラスを取った友達に、いまだに掲示板が開いていないよと愚痴を言ったら、「ははは、彼は毎回そうだから。私のときは結局開けれなかった。」と笑われた。
どうなる、このクラス!