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神への冒涜で告訴されたキリスト教の少女に保釈が付かない

2012-09-01 | Weblog


(写真)冒涜罪で起訴されたパキスタンのキリスト教の少女リムシャ・マシーちゃんの鍵がかけられた家の前に座る子供達

 書類の不備があるとしてパキスタンの裁判官が保釈聴聞会を延期したので、神の冒涜で起訴されているキリスト教の少女は拘留が続くと役人は言います。

イスラム教の隣人が、8月16日に、コーランの詩が含まれている本を焼いたと訴えたので、リムシャちゃんは2週間近く拘留されています。

カーン判事は、2回目の裁判日の土曜日に、検察官が保釈申請書に誰の署名も無いと指摘したことを受けてヒアリングを延期しました。

少女の弁護士のチョードリー氏は、検察は延期の策略をしているとして決定を批判しました。

「医者はすでに彼女が未成年で知的レベルが低いと言った。彼女はこれ以上延期されることなく釈放されるべきだ。」と彼は言いました。

先週、医師の委員会は、貧しいイスラマバードの少女は14才以下でIQは年齢以下だと結論を出しました。

リムシャちゃんの年齢と精神状態についての報告書には食い違いがあります。彼女の家族は11才位と言い、警察は16才と主張しています。

裁判が始まった時、彼女はダウン症候群だと警察は言いました。精神障害者だと言う人もいました。

何人かのイスラム教指導者は、彼女の逮捕を冒涜法の誤用として批判しました。冒涜法は、1980年代に、前の軍事支配者Zia ul Haqが作ったものです。

預言者ムハンマドやコーランに対する冒涜で有罪判決が下された人は死刑になります。しかし、死刑は14才以下の子供には適応されません。

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イスラム教の国では、預言者やコーランに敏感にならなければならないのですね。リムシャちゃんがキリスト教徒ということも隣人のイスラム教徒の反感を招いているのでしょう。

リムシャちゃんの年齢に異論があるのも彼女が大切にされていないことを示していますね。

ところで、キリスト教の国でバイブルやバイブルの言葉が入っている本を焼いたらどうなるのでしょうか。

どの宗教も愛と真理を説いているのに、それを信仰する人間は宗教戦争も辞さない愚かさです。