(写真)スペインの闘牛士が実演する今月アルルで行われた闘牛
フランスの法曹界トップの憲法評議会は、動物保護団体から出された闘牛禁止の要請を拒否しました。
彼らは闘牛を動物の虐待の範疇に入れることを要求しました。
しかし、フランス南部地域で行われている伝統的な闘牛は国民の守られるべき憲法上の権利を侵害するものではないと裁判官は言いました。
フランスの闘牛で1,000頭以上の雄牛が死んだとAFP通信が報じています。
闘牛は隣国スペインで始まりましたが、ルーツは150年前のフランスでした。スペインの競技として知られている闘牛はニームとアルル地方で特に人気があります。
昨年議会で可決された後、今年、スペインのカタルーニャ地方で闘牛が禁止されました。闘牛の禁止はスペイン本土では初めてです。
パリのBBC記者によると、フランスの最近の世論調査では48%が禁止に賛成しましたが、その前は3分の2もの有権者が禁止に賛成でした。
バルセロナ生まれのフランスの内務大臣は、今月初めに闘牛について好意的に語りました。
闘牛はフランスの何か所かでは禁止されています。動物保護団体は、今、この件をヨーロッパ人権裁判所に持ち込むことを考えていると記者は報じています。
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闘牛で使われる野生の牛は紀元前約2000年の旧石器時代には存在していたそうです。
ギリシャ・ローマ時代にも闘牛は行われていましたが、今はスペインの国技です。でも、いろいろな形の闘牛は世界のいくつかの地域で行われているようです。日本にも日本式の伝統的な闘牛が行われている地域があるようです。
ところで、スペインでは禁止の方向にあるのにフランスがいつまでも続けることができるのでしょうか。
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