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アウンサンスーチーさん:ビルマの民主化運動の指導者が米国を訪問

2012-09-17 | Weblog

(写真)アウンサンスーチーさん

ビルマの民主化運動の指導者アウンサンスーチーさんが20年ぶりにアメリカを訪問します。

18日間の滞在中に、彼女はいろいろな賞の中でも米国では最高の市民栄誉賞である議会のゴールドメダルが授与される予定です。

彼女は、オバマ大統領や種々のビルマ人団体にも会う予定です。

アウンサンスーチーさんは、ビルマで何年も自宅軟禁状態にありましたが4月に議会に選出されました。

新しく民間主導になったものの軍が支持する政府は、メディア法を緩和したり抗議集会を認めたり数百人の政治犯を釈放したりするなど一連の政治的・社会的改革を実施しました。

それに応じて、米国を含む西側諸国は軍政の期間に課してきた制裁を解除しました。

ノーベル賞受賞者の彼女は、今年初めに起こった西ラカイン州での致命的な民族紛争のことが尋ねられるようです。

若い仏教徒の女性が強姦されて殺されたことからビルマの多数派である仏教徒が少数派のイスラム教徒に対して暴力事件を起こし、多くの人が死亡し数千人が避難しました。

人権団体はロヒンギャ族の運命を心配しています。彼らはイスラム教徒の集団ですが、政府はビルマ国籍を認めない上に、近隣諸国でもしばしば亡命が拒否されています。

アウンサンスーチーさんはこの問題に関してどちらかと言えば抑え気味ですが、議会では少数民族の権利を保護する法律を求めています。

6月にロヒンギャ族はビルマ国籍が認められるべきかと尋ねられた時、彼女は答えました:「個人的にではなく、ビルマ政府が国籍法を明確にすべきです。」

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久しぶりにアウンサンスーチーさんの登場です。アメリカでも名誉な賞を受賞するようですが、ロヒンギャ族の問題の質問も受けるようです。一議員として彼らのために議会で国籍法を改善してほしいものです。