(写真)2年の刑期に服している3人の女性
メドヴェジェフ首相は、3人のパンク・バンドのプッシー・ライオットは釈放されるべきだと示唆しました。
8月に、グループの3人のメンバーはモスクワの大聖堂で反プーチンの抗議活動を行ったとして2年の刑が言い渡されました。
彼女達の行動は不快だが予審で拘留された5か月は懲罰として十分だとメドヴェジェフ首相は言いました。
拘留は世界の多くの国から非難されました。
裁判は10月1日に行われます。
「彼女達がすでに拘留されてきた期間は、自分達の愚かさなどのために何が起こったかを考えるのに十分重要な時間になっただろう。」と首相の言葉としてロシアのインターファクス通信が引用しました。
裁判の措置は取りたくないが今までの拘留期間は女性にとっては十分だっただろうと弁護士の経験のあるメドヴェジェフ首相は言いました。
彼女達の裁判がヒステリーのように世界中でヘッドラインで報道されていることにはうんざりしていると彼はつけ加えました。
首相のコメントによって女性の判決が緩和されるかどうか定かではないとモスクワのBBC記者は言います。
メドヴェジェフ首相は首相ではあるが、プーチン大統領が実権を行使しているロシアでは影響力に限界があると記者は説明します。
3人のバンド・メンバーは宗教的憎しみを動機とする蛮行の罪が科されました。
8月末に、警察に捜索されていた他の2人のバンド・メンバーはロシアを逃亡したことが分りました。
救世主大聖堂で2月21日に行ったパンクの祈りはロシア正教会の指導者がプーチンを支持したことに抵抗したものだと刑期中の女性達は言いました。
聖母マリアにプーチンを追い出してと懇願する短い淫らさを織り込んだ演技に正教会は激怒しました。
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確かに彼女達が正教会の聖壇で不釣り合いの衣装で踊りながらダンスをしている光景はひどいものです。でも、それに対して裁判所が禁固2年の刑を言い渡したことに対しては世界中が非難しました。その非難がメドヴェジェフ首相を釈放支持に向かわせたようですが、彼女達の非難の的となったプーチン大統領はどうするでしょうか。今後も非難は続くでしょうが大統領は無視できるのでしょうか。