まるこの「時事和訳ブログ」

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ビルマのラカイン州の衝突で56人が死亡

2012-10-26 | Weblog

ビルマのラカイン州で衝突が起こり、少なくとも56人が死亡して数百件の家が放火されたと役人が言っています。

少なくとも2つの町で夜間外出禁止令が出されていたのに、暴動が発生して一夜で数人が死亡しました。

この衝突は、90人が死亡した暴動の後ラカイン州で国家非常事態が宣告された6月以来2番目に激しい暴動となります。

ラカインの仏教徒とイスラム教徒の間には依然として強い緊張関係があります。

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民主化を進めるテインセイン大統領にとっては頭痛の種でしょう。宗教の対立で今までに112人の死亡が伝えられています。この対立を解消してこその民主化ですが、宗教対立は解決困難なことでしょう。


インドの人力車の引手の赤ちゃんのダミニちゃんが危機を脱する

2012-10-25 | Weblog

 

(写真)妻が死亡した後、首に巻いた抱っこ紐でダミニちゃんを運ぶバブル・ジャタヴさん

 

(写真)家族の窮状に同情した人々が世界中からお金を送っています

ダミニちゃんの母親が死亡した時、彼女を連れて働かなければならなかった人力車の引手の父親の1ヶ月の女児の症状は改善していると医者が言っています。

ダミニちゃんは生命装置から外されて、今安定しているとジャイパーの病院の医師が言いました。

彼女は、敗血症を患って弱っていたので、日曜日に、病院に運ばれました。父親は仕事をする時、彼女を抱っこして連れて行かなければなりませんでした。

そうしている間に、家族の窮状に同情した人々が2人にお金を送っています。

その話が最初にBBCのウエブニュースに掲載された週に、世界中からダミニちゃんと父親のジャタヴさんにお金が送られました。

送金されたお金のために口座が設けられ、今130万ルピー(24,236米ドル)になったと報じられています。

ジャタヴさんの妻のシャンティさんは、9月20日に、初めての子供を出産して間もなく死亡しました。赤ちゃんの世話をしてくれる人がいなかったので、ジャタヴさんは、毎日、彼女を連れて仕事をしなければなりませんでした。

家族の記事を読んで、地方政府はジャタヴさんを支援しています。政府はダミニちゃんの治療費を支援しています。

「ダミニちゃんは治療に好ましい反応をしていて、今は危機を脱しました。彼女の体重が増えているのが分ります。水曜日に人工呼吸器を外しました。」と医師がBBCに語りました。

「ダミニが回復していてとても嬉しい。彼女は今元気だと医者から聞きました。」とジャタヴさんがBBCに語りました。

彼は、また、今まで支援をしてくれた人々に感謝しました。

「どの国の人々が私達への支援を呼びかけてくれたのか分りませんが、みんながダミニの健康を気遣ってくれています。娘はとても幸運です。」と彼は言いました。

一方、非政府組織Apna Gharは、ダミニちゃんが退院した後ジャタヴさんが彼女の世話ができるように支援を始めました。

「私達は、ジャタヴさんに連絡を取っていて地方政府と共に家族を支援します。」と組織の代表が言いました。

(ジャタヴさんとダミニちゃんを支援したいBBCの読者のみなさんは0091-9414023049 or 0091-9950737673のBM Bhardwaj of Apna Gharに連絡を取ってください。Apna Ghar NGOのウエブサイトはhttp://www.apnagharbharatpur.org/apna%20ghar/index.htmlです。)

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この件の第一報の記事には気が付きませんでした。BBCがこの親子の記事をウエブに載せたとたんに世界中から資金援助があったとはウエブの効力ですね。(…)記事のようにBBCが再び連絡先を記載しているので、もっと送金が増えることでしょう。善意の人も多いのですね。


BBCの世論調査:他国はオバマ支持

2012-10-24 | Weblog

         

BBC世界サービスが行った世論調査によれば、オバマ米大統領の支持率が共和党候補のミット・ロムニー氏を大きく上回っていることが分りました。

21ヶ国の21,797人を調査した結果、オバマ氏は平均50%、ロムニー氏は9%でした。

パキスタンの回答者だけが、ロムニー氏を選んでほしいと答えました。

最もオバマ派が多い(72%)のはフランスでした。

7月3日から9月3日までGlobeScan/PIPAが調査を行いました。

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国内では5分5分で苦戦しているオバマ大統領は、外国人にも投票権を与えたいでしょうね。パキスタンは米軍が無人機を飛ばして事故や殺人をもたらしているので反米意識が高いようです。日本は、オバマ支持が強いものの世界の調査には関心が薄いのが分ります。

        米大統領候補者の世界の支持率

       (ロムニー氏支持)  (オバマ氏支持)

        ↓ロムニー支持率が高い国から

        ↓オバマ支持率が高い国から

 


インドでは、毎年、何千人もの子供達がいなくなる

2012-10-23 | Weblog

子供の権利団体によれば、インドでは、毎年、50.000人以上の子供が姿を消すそうです。

何人かは通りでギャングに誘拐されて安い労働力として売られたり強制売春させられています。

活動家は政府が子供の人身売買を止めるために十分なことをしていないと言い、政府は国家レベルでの財源と協調の不足により行方不明の子供達の追跡が困難だと言います。

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インドでは、毎年、数千人もの子供がいなくなる!?  政府はもっと子供を守るべきですネ。


キューバのフィデル・カストロ氏が彼の健康の噂に反論

2012-10-22 | Weblog

(写真)非常に健康だと強調するフィデル・カストロ氏

キューバ革命のフィデル・カストロ前指導者は、彼が死の床に着いているという噂が続いていることに対して強い言葉で非難する記事を書きました。

86才の彼は、国際メディアの嘘を批難して、キューバのメディアに自分の写真を掲載しました。

彼は、とても健康で、頭痛が起こった時さえ思い出せないと言いました。

ベネズエラの政治家エリアス・ジュナ氏は、カストロ氏と5時間に及ぶ会合を持ったと言いました。

彼は、その時の写真を見せてカストロ氏は「とても元気でとても明るかった」と言いました。

カストロ氏が公に姿を見せたのは、ローマ法王がキューバを訪問した時に短い会見をした3月でした。

カストロ氏が、長い間、公に姿を見せなかったので、ソーシャル・メディアでは彼の健康状態が悪化しているか又は死亡したのかもしれないなどの噂が広まりました。

世界の多くの人々が、こういう愚かな噂を言いふらす特権や金を手中に収めている情報機関に騙されている。しかし、人々は彼らをだんだん信じなくなっている、」とカストロ氏は記事に書きました。

彼は、著作や研究で多忙を極めているが国営新聞のページを独占することは自分の役割ではないので、公的な仕事から引退することを決意したと言いました。

彼は、「頭痛がどんなものかさえ思い出せない。全てが嘘であることを証明するためにこの記事に写真を添付する。」と言って記事を終わりました。

彼の息子のアレックス氏が写した数枚の写真の中に、彼が外でカウボーイハットと格子縞のシャツを身に着けている姿があります。彼が党機関紙グランマの金曜日版を読んでいるものも何枚かあります。

フィデル・カストロ氏は、1959年の革命の後、最初は首相(1959-1976)、後に大統領になりました。

2006年に、手術を受けた後、公から姿を消しました。彼の弟のラウル氏が大統領代理になりました。

フィデル・カストロ氏は、2008年2月に、公式的にラウル氏に権力を譲り、それ以後ラウル氏が国を指導しています。

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カストロ氏ほどの人が86才にもなって公に姿を見せないとなると、いろいろな噂が立つのは当然でしょう。まだ元気であることを懸命に主張するなど、さすが元革命家ですね!