求める気持ちの度合い

　市内で自分のスタジオを持っている先生で、小さくはあるけど小ぎれいで落ち着いた雰囲気のスタジオでした。お話をうかがっている中で「気を大切にしている」ということを言われていました。私はその手の話はいまいち苦手だけど聞いていてなるほどと思えるものがありました。

　その先生も以前はカルチャースクールで教えていたらしいのですが、今は自分のスタジオと所属している団体の本部でしか教えていないんだそうです。カルチャースクールはいろいろな人が出入りするので気が乱れるということで。

　気というのはよくわかりませんが、本当にそれを求めてやって来る人と、何となく始めたり友達との付き合いで来たような人では明らかに違います。私も以前は公民館はもう卒業しようなんて思って自分で主宰する検定講座などを中心に活動していましたが、いかんせん人が集まらないので結局また公民館が講師活動の中心になってしまいました。

　知り合いの先生でインストラクターコースなどを始めた人などを見ると正直羨ましく思います。入門コースだけでなくさらに上を目指すような人を教えてみたいなと感じます。でも現実は初心者向けのカルチャースクールでさえ人が集まらなくて開講できないのが現状です。それは単に場所柄なのか私に引き寄せる力が足りてないのか悩むところです。

　初心者を教えるのが嫌というわけではないんです。どんなことでも初心者って感動が大きいですし思わぬ反応を示してくれるので実はとても面白いのです。ただ、アロマの先生10年近くやっていて自分のおかれている立場が全然進展していないことに時にふがいなさを感じてしまったりしています。







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