rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

色も楽しめるローゼル

2021-07-17 09:48:21 | 講師活動記録
今月のロマラン倶楽部、テーマはローゼル(ハイビスカス)でした。おそらく多くの方がローゼルと言ってもピンと来なくて、ハイビスカスと言うほうがわかるかもしれません。あの酸味のある赤いハーブティーを飲まれた経験はあるでしょう。ハイビスカスというと園芸品種の真っ赤な花を連想されてしまうでしょうが、薬用のものは写真のような淡いクリーム色をしています。お茶になるのが赤いガクの部分なので、赤い花を連想しちゃうのかもしれません。園芸品種と区別するために昨今は薬用ハイビスカスをローゼルと呼ぶ動きになっています。

ローゼルの特徴はあの赤い色と酸味。酸味の素は梅干しに含まれているのと同じクエン酸、それにハイビスカス酸によるものです。クエン酸が入っているため肉体疲労の改善に大きく役立っています。日本にこのハーブを有名にしたのも、先の東京オリンピックでマラソンのアベベ選手がスポーツ飲料のように飲んでいた事からでした。そしてあの赤い色は、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニン。そのため眼精疲労にも働きかけます。

実習は手練り石鹸を作りました。お湯の代わりにローゼルティーを入れてみたら…あら不思議!あの赤い色が青緑色に変化しちゃいました。



みなさん熱心に石鹸素地を練ってます。今回は1つじゃなく2つや3つに分けて作製する人がいました。それも勿論ありです。



上⬆の写真のようにうっすら青みがかった色になりました。真ん中のつやつやしたものは、ホーローのボールで捏ねたためだと思われます。その人は石鹸をボールで擦るようにして作ったら、こうなったようです。でも、他の人が真似してプラスチックのボールでやってみても、つやつやにはならなかったようです。これも一つの新しい発見ですね。

後半の調理実習は豚肉のシャルキティエール風を中心にフレンチでした。デザートはローゼルのマフィンとローゼルのセパレートドリンク。マフィンは焼き上がった直前は全体が緑色がかっているんですが、熱が冷めると茶色くなります。セパレートドリンクはジュースを入れたグラスの上からローゼルティーを注ぐと…こんな風に二層に分かれてしまいます。今回はオレンジジュースを使いましたが、パイナップルジュースや桃のネクター、カルピスなどでやってみてもいいと思います。



次回は9月16日木曜日に開催いたします。

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