エゴグラム

　心理学の授業で「エゴグラム」を作りました。エゴグラムとは、まあ一種の心理テストです。その名の通りその人の自我の状態を客観的に捉えるためのものです。

　よくあるような５０の質問にはい、いいえで答えていきます。質問は５つの項目に分かれていて「はい」の数がその項目の点数となります。

　５つの項目は次の通りです。

　CP＝良心的、道徳的な親の部分
　NP＝思いやりや保護的な親の部分
　A＝冷静な大人の部分
　FC＝天真爛漫な生まれたままの子どもの部分
　AC＝従順でよい子の部分

　さてさて、たまたまその日一番前の席に座っていた私のエゴグラムを先生が垣間見て「あら、ぴぐもんさん、意外！」とちょっと驚き、ちょっと面白そうな様子。

　テストする前は自分はFCの部分が一番高いだろうと思ってました。結果、確かにFCは高かったのですが、意に反してAが満点でした。それはまあいいとして、CP、NPはあまり高くなく、ACにいたってはゼロ。従順さゼロ！

　先生が言うにはスクールでこの授業を取り入れてから　ACゼロと言う人は２、３人しかいないんだそうです。わかりやすく言うと「わがまま」ってことなんですって・・・あたってる。

　他の人のエゴグラムと交換して、お互い分析し合いました。そして、出来るだけ聞こえよく表現するようにと。これはクライアントの人物を推測することと、そのタイプにあった接し方を探るひとつの訓練なんです。

　天真爛漫さは、裏を返せば自己中心的であるし、従順さは捉えようによっては依存心が強いということになる。冷静であるということは、人として温かみがないとも感じとれ、責任感が強いことは周りが重圧感を覚えたりする。どんな長所も捉えようによっては短所になり、その逆もまたあり。

　他人の人物を探るとともに自分自身の特徴を捉え、足りない部分を補っていく訓練もこれから心がけなければ・・・しかし、ぴぐもんが従順さを身に着けるのはそうそうたやすいことではなさそうです。