夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

「そぉーーーんなに喜んでくれるの?」・・・っていう話。

2012-07-28 01:19:19 | Weblog
「そぉーーんなに喜んでくれるの?」・・・って話。


今日、別の仕事の途中で、プールに呼ばれました。

プールでは、夏休みのプール開放が行われており、30人くらいの子が、泳いでました。


「ろ過器のポンプが止まった。」

と、言います。


書類仕事よりもいいので、喜んで行きました。

ポンプを動かして、去ろうとすると、2年生の女の子が、

『R先生!R先生!』

って、かわいい声で、呼んでくれました。


早速、プールサイドに腰掛けて、

「何しよると?」

って、尋ねると、

『練習!』

って、元気に答えます。

「何の練習?」

って、さらに聞くと。

もー、わかっとろーもん。とでも言いたげに。

『泳げるように練習しよると。』


っていう返事が帰ってきました。



普段の仕事で、ささくれて、乾いて、ひび割れている心に、

この2年生の女の子の言葉が、しみていきます。




・・・癒されるなぁ。


あまりの嬉しさに、私もちょっとスイッチが入りました。


「あら、そう。泳げるように、練習しよると?

じゃぁ、今日、何ができるようになったか、見せてよ。」


その2年生の女の子は、

『いいよ!背泳ぎ!』


って言って、仰向けにプカっと浮いて、足をバチャバチャさせて、2mほど、進みました。


「ま!マジ!!すげーーー背泳ぎやん!

マジすげーーーー!」


って、多少おおげさに喜ぶと、となりにいた男の子が、

『僕も、こんなんできるよ!』

って、バシャーーンって、潜ってみせました。


「すげーーー!底んとこまで行っとるやん!」


って、これまた、おおげさに喜んでみせると、その横の男の子が、

『僕も、こんなのできるよ!』

って、その場でクルリと宙返りしてみせました。


これまた、ほめると、

そのとなりの男の子は、半分だけ後ろまわりに宙返りをして、そのままひねるように横に回り出しました。


気がつけば、私の周りに、いろんな技をして見せる子が集まって、バッシャバシャバッシャバシャ、とワーワー言いながら、所せましと、自分のできる技を次から次に見せてくれました。


私は、一人一人ほめながら、目の前で、バッシャバシャやってるこの子たちに、


「こんな風景、どこかで、見たことあるなぁ。」

って、思い出そうとしていました。



そう!

鏡山の山頂で!

池に向かって、麩を投げると、目の前がこんな感じになります。




待てよ、


っていうことは、このちっちゃい子たちにとって、

【自分のできることを見てもらって、褒めてもらうこと】は、

【鏡山の池の鯉にとっての「麩を投げてもらうこと」と同じくらいうれしいこと】


・・・なんだな。

鯉にとっての麩と同じくらいに嬉しいこと

・・・なら、これは相当嬉しいよな。


それにして、癒されるなぁ。。。


うれしなぁ〜。


俺にとっては、この状態は、【麩】以上やな。


って思いながら、みんなにバイバイして、その場を去りました。


私に声をかけてくれる、こんな子の期待に応えられるように、へこんでないでがんばろう!って思いました。