こういうお知らせを出すのも仕事です。
【教師期待効果】について。
(長文なので、興味ない方はスルーの方向で。。。)
私が教員養成所で、「教師期待効果」について教えてもらったとき、「これは!すごい!」と思いました。「教師が期待している子は伸びる!」という話だったからです。
「じゃぁ、クラスの子、全員に期待すればいいだけだから、簡単やん!!」
って、思ったのを思い出します。
ただし、この話、【教師の期待】をどうとらえるかによって、大きく変わってくると思うのです。
「廊下は、静かに歩いてほしいな。」
「研究授業で、ちょっと良いことを言ってほしいな。」
「意地悪なことはせず、みんな仲良くしてほしいな。」
・・・↑これは、教師の期待ではなく、【教師の都合】です。
そこで思い出すのは、「占い師の性格判断は、はずれない」っていう話です。
人の性格は、輪切りにしたみかんの実と似ているのだそうです。比較的大きな実、小さな実はあるものの、どの人にも、同じように性格の特徴があるらしいのです。例えば、「A君はやさしい。」と、言った時、A君がどんな子であるにしても、【A君がやさしさを発揮する瞬間が必ずある】と言うのです。
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・・・で、あるのなら、人の性格を言い表す言葉を、誰に言ってもはずれないことになります。
ちなみに、私は、A型なのですが、「A型は、繊細で細かい」と、言われています。そういう目で見れば、「繊細で細かく」見える部分も、ないではないと思うのですが、現実の私は、【ひどく雑で、いい加減】なのです。だけど、みんなの期待にどこかで応えて、「細かいことに気が付くでしょ、的な顔をしたいな。」とも思っています。
これの裏返しで、
・・・「オマエは、悪い子だ。なんで、そんなに悪い子なんだ。」
と、言い続けられた子は、その期待に応えようとします。
「あ、このペン欲しいな、盗りたいな。」
と思った時に、「オマエは、どうせ悪い子だ。」って言われ続けた子は、躊躇なく盗ります。でも、
(チャンスをとらえて)「わぁ、あなたは真面目ね~。なんていい子なのでしょう。」
と言われ続けた子は、「盗りたいけど、僕は、いい子だからなぁ。」って、躊躇するはずなのです。
これが、私の考える【教師期待効果】です。
誰も、自分を客観的に見ることはできません。
子どもたちにとって、【最高の客観的な評価】は、先生の評価です。先生に「君は、やさしいね。」と言われると、その子は、
「あ、自分は、やさしいんだ。」
って、気付きます。先生の一言は、その子の性格の「小さな実」を育てることもできるのです。些細な出来事から、その子の可能性を見つけて、「君にはこんなすごい可能性があるのだよ。」と、その子に気付かせることで、その子の性格の小さな実を大きくすることができる。これが、教師期待効果だと思うのです。
【教師期待効果】について。
(長文なので、興味ない方はスルーの方向で。。。)
私が教員養成所で、「教師期待効果」について教えてもらったとき、「これは!すごい!」と思いました。「教師が期待している子は伸びる!」という話だったからです。
「じゃぁ、クラスの子、全員に期待すればいいだけだから、簡単やん!!」
って、思ったのを思い出します。
ただし、この話、【教師の期待】をどうとらえるかによって、大きく変わってくると思うのです。
「廊下は、静かに歩いてほしいな。」
「研究授業で、ちょっと良いことを言ってほしいな。」
「意地悪なことはせず、みんな仲良くしてほしいな。」
・・・↑これは、教師の期待ではなく、【教師の都合】です。
そこで思い出すのは、「占い師の性格判断は、はずれない」っていう話です。
人の性格は、輪切りにしたみかんの実と似ているのだそうです。比較的大きな実、小さな実はあるものの、どの人にも、同じように性格の特徴があるらしいのです。例えば、「A君はやさしい。」と、言った時、A君がどんな子であるにしても、【A君がやさしさを発揮する瞬間が必ずある】と言うのです。
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・・・で、あるのなら、人の性格を言い表す言葉を、誰に言ってもはずれないことになります。
ちなみに、私は、A型なのですが、「A型は、繊細で細かい」と、言われています。そういう目で見れば、「繊細で細かく」見える部分も、ないではないと思うのですが、現実の私は、【ひどく雑で、いい加減】なのです。だけど、みんなの期待にどこかで応えて、「細かいことに気が付くでしょ、的な顔をしたいな。」とも思っています。
これの裏返しで、
・・・「オマエは、悪い子だ。なんで、そんなに悪い子なんだ。」
と、言い続けられた子は、その期待に応えようとします。
「あ、このペン欲しいな、盗りたいな。」
と思った時に、「オマエは、どうせ悪い子だ。」って言われ続けた子は、躊躇なく盗ります。でも、
(チャンスをとらえて)「わぁ、あなたは真面目ね~。なんていい子なのでしょう。」
と言われ続けた子は、「盗りたいけど、僕は、いい子だからなぁ。」って、躊躇するはずなのです。
これが、私の考える【教師期待効果】です。
誰も、自分を客観的に見ることはできません。
子どもたちにとって、【最高の客観的な評価】は、先生の評価です。先生に「君は、やさしいね。」と言われると、その子は、
「あ、自分は、やさしいんだ。」
って、気付きます。先生の一言は、その子の性格の「小さな実」を育てることもできるのです。些細な出来事から、その子の可能性を見つけて、「君にはこんなすごい可能性があるのだよ。」と、その子に気付かせることで、その子の性格の小さな実を大きくすることができる。これが、教師期待効果だと思うのです。