ルチャの世界は二世、三世が世襲する世界だ。古典文化と称してもいいだろう。出世するか、どうかは本人次第だが、親の名前を継ぐことは歴史を継承することでもある。ここに紹介する3組の娘たちは、某選手の子供だ。将来、ルチャドーラを目指すかどうかはわからないが、私はいつも写真に収めている。
さて、それでは誰の娘たちでしょうか?わかった方はコメントしてもらえれば、と思います。
①父はCMLLの重鎮。顔は . . . 本文を読む
父親は1940年代から60年代に掛け、サントのライバルとして活躍し銀幕のスターでもあった。その息子は幾つかの団体を渡り、現在はフリーとして活躍中。NWAメキシコの事実上の代表者でもある。そしてNWA世界ヘビー級王座も獲得した。
私はユニバーサルに来日した91年秋に初めて出会ったが、特にどこかが傑出したルチャドーラには見えなかった。だが、メキシコではディモンという名跡は絶対的である。確か以前は薄 . . . 本文を読む
ルチャの世界は二世、三世が次々にデビューしている。稼業だから、それは当然の成り行きだ。有名なところではマスカラスの息子が唯一、プロになっていないくらいか。今回、紹介するのはカネックのご子息たちだ。
先にデビューしたのがカネックJrだった。父とのタッグで活動したりしたが、メインコースではない。メキシコ・マットはCMLL、AAA,以外にフリーの勢力が結構、強いからマスカラス、カネックら往年のスター . . . 本文を読む
メキシカンを代表するWWEスーパースターズの1人、それがスペル・クレージーだ。かつてはレッスル夢ファクトリーに、住み込みで日本滞在。それ以降はAAA、CMLL、ECWと各団体で活躍した。私は00年9月にAAAの「べラノ・デ・エスカンドロ」に、浜田文子を出場させるため、タンピコに行った際、一緒にベーチで過ごしたことがあった。
また06年9月にWWEのメキシコツアーをパラシオ・デ・ロスデポルテスで . . . 本文を読む
太陽仮面ソラールはすっかりベテランになった、いぶし銀のルチャドールだが大の親日家でもある。初来日は昭和56年8月、新日本プロレスの田園コロシアム大会。この日はハンセンvsアンドレ、ラッシャー木村の「こんばんは」事件などがあり、プロレス史に残るビッグマッチだった。そこでソラールはタイガーマスクと対戦したが、肩を負傷し無念の敗北を喫してしまったのだ。ある意味、大失態だった。
その後、ソラールは意外 . . . 本文を読む
私が関わっている携帯サイト「昭和プロレス殿堂」で12月4日(木)より、毎週1回木曜更新で、計4回に渡りミスティコを紹介することになりました。ここ数年、毎回メキシコ旅行では、ミスティコの試合を見ることも大きな楽しみの一つ。このサイトでは私なりに分析したミスティコ人気ぶりをレポートしています。
いい歳してミーハーな私は、いつの時代でもアイドル好き。この場合のアイドルとは老若男女を魅了する、その . . . 本文を読む
マスカラスの実弟であり、今から36年前に日本プロレスに1度だけ来日。当時はエル・サイコデリコと英語読みで紹介されていたが、竜巻仮面の名称通りシコデリコが正解となる。ドス・カラスが台頭してから、その存在が忘れられたがティファナなどで活動していた。
今はリタイヤしているが、息子はイホ・デ・シコデリコ、シコデリコJrの名前でデビューした。マスクを取った姿はすっかり年老いてしまったが、いざマスクを被る . . . 本文を読む
父親が著名な二世ルチャドールはルチャ・リブレの世界の定石だ。まるで歌舞伎俳優や落語家のように、家系の名跡を継いでリングに登場する。この成功例がイホ・デ・サントであり、ドクトル・ワグナーJr、そしてこのラヨJrだ。父は60年代から70年代にかけ、トペ・レベルサ(背面式トペ)を考案した花形だった。
そのリングネームは”ハリスコ州の稲妻”を意味するが、出身はもちろんはハリスコ州グアダラハラ。メキシコ . . . 本文を読む
顔を真っ黒に塗り、666という数字を書き込んだダミアン666は、意外に売れっ子のルチャドールだ。アメリカとメキシコの国境の都市、ティファナに定住し、そこからCMLLのメインコースで活動する。典型的なルードの試合ぶりだが、そこはベテランだけにしっかり存在感を醸し出す。
その昔、FMWにアミーゴ・ウルトラの名前でも来日経験があり、必殺のウルトラマーナは今でも色褪せない。この技は日本では、筋肉バ . . . 本文を読む
ルチャドールとしては全く実績は無いが、ファンに愛されているキャラクター、それがパンディータだ。現在はメキシコシティでカフェを経営し、店の中はルチャとシネ(映画)の写真が多数飾られている。
このパンダは今から18年前の1990年12月、私がティファナで発見。それを当時、FMWにいて後にW★ING代表となる茨城さんに紹介し、初来日のきっかけとなったのだ。FMWに何度か来日したことを覚えているだろう . . . 本文を読む
千の顔を持つ男、仮面貴族、スカイハイと言えばミル・マスカラスの代名詞だ。弟のドス・カラスは飛鳥仮面と呼ばれていた。日本のファンにとっては、2大スペル・エストレージャ(スーパースター)である。私は9月27日にメキシコシティのシルコ・ボラドールで開催された「ルチャ・ファン・フェスタ」でGリング誌を代表して、この兄弟を特別表彰したのだ。最も優秀なルチャドールとしてだ。
マスカラスは私にとって、永遠の . . . 本文を読む
本日、新日本プロレスから1月4日の東京ドーム大会に、CMLLが誇るスーパー・アイドル、ミスティコの来日が発表された。この情報はキャッチしていたが、これはルチャ・ファンだけでなく、日本のプロレス・ファンにとって素晴らしいお年玉に相当する出来事だ。
ミスティコは北京五輪でTVレポーターーに抜てきされたほどの国民的アイドルだ。もう、それだけで何の説明も要らないほどの人気者ということが理解出来るだろう . . . 本文を読む
CMLLマットで不動の人気を築いたワグナーJrは、信じられないほどのカリスマぶりを誇っている。まるで、かつての大仁田厚ばりと例えればいいだろうか。試合後、ファンがエプロンサイドに殺到し、マットをバンバン叩くと、それに応じて独特のワグナー・ウオークを見せる。すると「ワグネル・プト(おかま)!」と野次が飛ぶ。この観客との掛け合いが絶妙だ。
最近では息子を常に会場に連れ歩き、このビジネスを学ばせてい . . . 本文を読む
今年も1カ月とちょっと。幸いにも多くのルチャドールと遭遇し、親交を暖めた。そこで彼らとのツーショットを披露し、一方的なメッセージを送ります。
シルバー・キングことセサールとの付き合いも、かれこれ18年になる。お互いにまだ髪の毛が、ふさふさしていた若き頃からだから、ある意味で腐れ縁かも。父がドクトル・ワグナー、兄がワグナーJrという名門の出で、それこそ10代でエストレージャの仲間入りをした(現 . . . 本文を読む