ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

今年出会ったルチャドール⑥ラヨ・デ・ハリスコJr

2008年11月30日 09時53分19秒 | ルチャ・リブレ
 父親が著名な二世ルチャドールはルチャ・リブレの世界の定石だ。まるで歌舞伎俳優や落語家のように、家系の名跡を継いでリングに登場する。この成功例がイホ・デ・サントであり、ドクトル・ワグナーJr、そしてこのラヨJrだ。父は60年代から70年代にかけ、トペ・レベルサ(背面式トペ)を考案した花形だった。
 そのリングネームは”ハリスコ州の稲妻”を意味するが、出身はもちろんはハリスコ州グアダラハラ。メキシコ第2の都市であり、現在はCMLLを離れ故郷を中心に活動中という。ルチャドールとしてはスーパー・ヘビー級ながら、場外へのトペやプランチャも器用にこなす。
 私は1997年のCMLLツアーに協力し、前年11月にラヨがプロモーションのため初来日した際に知り合った。最近は夫人と共にバケーションで日本旅行を謳歌し、2年連続来日している大の親日家だ。妻はルチャドーラのミズキ・ウオングで「まだ現役だわよ」と微笑んだ。あの「オ~レ!」と掛け声で闘牛士のように、相手の突進をかわすパフォーマンスはラヨの真骨頂だ。

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