ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

NEO後楽園大会を見て思うこと…

2008年11月13日 21時54分44秒 | ROSSY's EYE
 NEOの後楽園大会は、いろいろな意味で感じることがあった。平日だから観客動員に苦戦したとか話を聞くが、そもそも女子プロレスのコアなファンは板橋とか、キネマ、新木場に集まる数が定数でもある。全体数でどれだけいるのであろうか?500人~700人が妥当なところだろう。従って後楽園規模の観客は、いわゆる常連ファン以外をターゲットにしなくては、そもそも成り立たない。
 今回、全日本プロレスの小島聡選手を起用したのは、後楽園を想定した場合、賢明の策だったと思う。事実、メインで元気美佐恵と小島の両選手が入場すると、いつにない歓声が飛びまくった。闘いを待っていた、という期待感が場内を支配していたのだ。これは全日本系ファンの導入が影響したためだ。そして、リングアナの「時間無制限1本勝負を行います!」のコールで一層、湧いたのだ。こんな当たり前の情景が、今の女子プロレスには久しく無かった。
 そして最近の元気は精彩を欠く試合が多く、日曜日に蹴射斗戦を見た時は、引退していくことも妙に納得できたものだった。しかし、この日の元気は違った。技の斬れも良く、何より小島選手と対等に渡り合おうという気迫に満ちていたのだ。
 それにしても小島聡はいい男だ。元気と正面から向き合ったし、何もかもが凛々しかった。また試合を通じて女子レスラーたちに、プロレスの定石を見せ付けてくれたのだ。
 女子ではとかく同じ技を繰り返す、消耗戦の展開が多い。かつては、それが新鮮だったが、ジュニア・ヘビー級の進化やドラゲーの出現で、もはや追いつけないほど女子は男子にレベルの差を付けられた。「女子が男子に勝るのは、感情だけですよ!」と奈苗が言っていた。ならばもっと琴線を刺激させる試合を見せてほしい。
 女子プロレスを見ているファンは、女子レスラーにどこかで愛おしさを感じたいもの。それって、内面的な弱さを少しでも覗かせるから、感じるものなのかもしれない。より人間的であれ!ってこと。
 
 

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