ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

第3回 フライング・ニードロップ

2009年08月19日 17時11分31秒 | 必殺技THE BEST
 昭和の時代からフライング・ニードロップは、ヒール・レスラーの代名詞でもあった。コーナーから膝を立てて落とす様は、相手を仕留めるイメージが強く、一方では残忍な技にも見えたのだ。この技の第一人者は”殺人狂”キラー・コワルスキーで、有名な耳削ぎ事件でいっきにクローズアップされたものだ。力道山も馬場も苦しんだ技だが、自爆すると逆エビ固めで切り返し勝利を奪っていた。
 ジプシー・ジョーは金網の天辺から飛んだし、クリス・マルコフやイワン・コロフ、スカル・マーフィ、ブルート・バーナードのコンビも得意技としていた。日本人ではやはりアントニオ猪木が、劣勢から挽回する場面で多用し、勢いよくジャンプするシーンは圧巻だった。藤波はこの猪木スタイル。キラー・カーンや高野俊二はダブル・ニードロップを放った。ブルーザー・ブロディはキングコング・ニードロップの名称で有名にしたが、これを継いだのがプレデターや真壁刀義でもあった。

▲第一人者はコワルスキーだ。

▲”キラー”と称された猪木の飛び。

▲高さとジャンプ力はジプシー・ジョーは秀逸。

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