新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 甲虫

2019-05-05 19:19:39 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第23弾


5月2日にマンションの廊下で見つけた虫たちです。この日も虫はたくさんいました。まずは甲虫からです。





ハムシダマシなのですが、この日はやたらいっぱいいました。この写真は2個体なのですが、脚の腿節が黒いのでアカハムシダマシ





こちらもたぶん別個体で、腿節先半分だけが黒いのでアオハムシダマシ



これはシロオビカミキリ



これはたぶん、ズマルトラカミキリ





そして、これはウスチャコガネ





これはびっくりしました。何が動いているのだろうと思って。でも、よくよく見ると、ハネカクシの仲間みたいです。あまりに大きいので体長を測ってみました。20.4mm。これを手掛かりに「原色日本甲虫図鑑II」を探してみると、どうやらクロガネハネカクシ Platydracus inornatusみたいな感じです。



次はマルガタゴミムシの仲間。ゴミムシは今のところまったく手つかずです。何とか調べてみたいのですが・・・。





これはカオジロヒゲナガゾウムシだと思います。記録を見ると昨年の5月14日にも見ていました。







これは以前の画像と比べてオオゴボウゾウムシだろうと思ったのですが、「原色日本甲虫図鑑IV」を見ると、ゴボウゾウムシ属 Larinusの種への検索表が出ていました。これを見ると、オオゴボウゾウムシは長卵形で、吻が前腿節先端より同幅かやや太く、触角第2中間節が第1中間節とほぼ同長というところからゴボウゾウムシから区別でき、上翅の間室はやや隆起して小じわ状ということころからシラクモゴボウゾウムシから区別することができます。それで、たぶん、オオゴボウゾウムシでよいのではと思いました。



次はイタドリハムシ







コメツキはよく分からないのですが、とりあえず、頭部を前から写しておきました。「絵解きで調べる昆虫」の大平氏の図を見ると、カネコメツキ亜科に似ている感じがしますが、よく分かりません。少しコメツキも勉強してみないといけないなと思って、4月18日に採集したミドリヒメコメツキあたりの個体で検索の練習をしてみました。この種はコメツキムシ科コメツキ亜科第2群に入っていることが分かっているので簡単なはずですが、やはり頭部の形状、前頭横隆線、前頭横溝のあたりがはっきりとは分かりません。この日はもう1種採集していたので、それと比べながらもう少し調べてみたいと思います。(追記2019/05/06:今日、ミドリヒメコメツキともう一匹のコメツキの検索の練習をしてみました。それで、この写真と見比べてみると、たぶん、この写真の個体はコメツキ亜科第1群ではないかなと思いました



最後はケナガスグリゾウムシでした。


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