地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成18年8月21日(月) 曇  伯楽星

2006-08-21 19:44:12 | 日本酒

伯楽星 IN 食酒 蔵

昨日「吉祥寺 蔵」さんにて伯楽星・新澤杜氏を囲む会を行いました。
18時開始で14名のお客様にお越し頂きました。

雄町で仕込んだ純米大吟醸で乾杯の後、
新澤醸造店としての出荷方法を作表した資料を基に
独自の出荷理論を展開します。

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おそらく初めて聞く方法論に聞いているお客様も興味津々

この後「あたごのまつ 特純」と「伯楽星 特純」にて
カツオの叩き、自家製豆腐に合わせます。

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独特の渋味もこの説明の後では皆 ウムウムと思いつつ味を見ます。

そんな中で意地悪をするのが「はりきり企画部」
秘蔵熟成アイテムの中より今は製造中止となった
「伯楽星 特撰吟醸」平成16年3月日付 マチダヤ熟成2年半
このアイテムを出品しました。
もちろん「伯楽星フレッシュ・ローテーション回収隊」に発見されれば
即没収の危険アイテムです。

飲んだ印象はきれいに枯れつつ有る程度でかなり旨味がでて
ジューシーな飲み口 もちろん造り手としての判断はNO 
これ認めたら前段の説明が無しになっちゃうからね。 

ただこのお酒がお燗も含めて旨いというお客様がいらしたのも事実
熟成と飲み頃がいつなのか? 
このディスカッションは今後も答えのないまま続きます。

この後は一番フレッシュな「伯楽星 純米吟醸」で締めました。

会にいらしたお客様もきっと飲み頃について
ここまで考えて飲まれたのは初めてでしょう。
でも意識する事によってまた味わい方、飲み方も変わって来るのではないでしょうか。
ここにこの会を開いた最大の意味があった様に思います。

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2時間の予定も3時間と大きくオーバーして話は盛り上がりました。
そして会の間 何も食べれなかった新澤杜氏は
反省会の「MARU」さんでは特注の巨大焼きおにぎりをパクつくのでした。

お疲れ様でした。 新たな市場を生み出すべく頑張りましょう。

蔵の店長、スタッフの皆様、ありがとうございました。
そして時間をさいて参加頂いたお客様ありがとうございました。

もっともっと日本酒を愛して頂けることを祈って

                           はりきり企画部 はりきりオヤジ