たっぷり飲んだ翌朝、越智専務のお迎えにより蔵へいよいよ突入!
やや冷え込みがありましたが、気持ちの良いお天気
真冬の、同じ寒いとはちょっと違う春が近い寒さです。
この日の朝は米洗い中
社長であるお父さんと稔くんがチームとなって作業を行います。
釜屋担当の「お父さん・社長」、麹担当の「稔君」、もろみ担当の「浩専務」
そして分析担当が「専務夫人」と家族タッグチームが酒造りが行われています。
石鎚の麹造りの必殺技は画像のタライ麹
県の先生の指導のもと取り入れてみたら以外と良かったと
ムラなく良い麹が出来るそうです。
ここから出ると後は越智専務の管理区域
もろみ経過がうまくいかないと「蒸し」と「麹」のせいにするとか
ここでも、もろみには櫂入れしないそうです。
足場もありません。
最盛期には4000石あったという造り
この名前入りの3トンタンクがそれを物語ります。
今は酒質最重視の800石
搾りは殆ど「槽しぼり」 舟にかけてお父さんがペイントした波の絵
余りにもベタなところがいいね
そして専務夫人担当の分析・培養室
酒粕再利用の蒸留機もあったりして・・・・
抑えるところはしっかり抑えて親子4人で頑張っています。
穏やかな中にも緊張感がありました。
瓶燗はお湯では無く蒸気で行います。
後は急冷のシステム入れればもっと良くなる気がするけど・・・
ご神木に守られて今年の造りも無事終盤戦です。
4年くらい前に初めて試飲した時は香りと味のバランスが悪く
どの方向へ向かっているのかわからなかったのですが、
2年程前に送られたお酒はピシッと焦点のあったとても良い酒でした。
「おおこれがあの石鎚か」と思った覚えがあります。
それからのお付き合いで今や「はりきり企画部」も信頼の置ける
蔵元の一つとなりました。
今年の「緑ラベル」は本人は納得いってない様でしたが、
非常に味乗りが良く艶のある酒となっておりました。
この方向で是非進んで下さい。
四国の春もまもなくです。