地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成20年6月27日(金)  晴時々曇   奧播磨

2008-06-27 20:26:33 | 日本酒


奧播磨 上陸!!!

もう10年位のお付き合いになるのに初めての訪問
大変失礼致しました。

姫路より車で30分少々 姫路市安富町に下村酒造店は位置します。

今は仕込みから営業まで全てをこなす熱きスーパーロックマン
「原田」さんにお出向かえ頂きました。

 
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行くことは出来ませんでしたが回りには自然スポットがたくさん!
良い環境の中で酒造りが行われています。

 
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蒸しは昔は「和釜」でいまは回転式甑と言う奴だそうです。
原田さんは「普通でしょ」と言っておりましたが私は初めてみました。
確かに倒せば掘りやすそうですが。
ところ変わればと言う奴でしょうか・・・・

 
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目下の悩みは「室」の狭さ 広くするため縁の部分を継ぎ足したため
奧から回りこめなくなってしまいました

確かにやりづらそうです。 少しでも早く拡張したいとのことでした。
1日も早く動線のしっかりした「室」を「奧播磨」に!!

 
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仕込みは最大1トン~700㌔未満の小仕込みが中心
奧播磨でもほとんど櫂入れはしないそうです。
きっちり対流が起こるので大丈夫との事

足場は原田さんと下村専務の手造り 
昔ははしごを使って作業をしていたそうです。
蔵人は手先が器用で大工仕事が出来ねばなりません。

 
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搾りは佐瀬式槽しぼり  「奧播磨」の酒にはこれが一番との事
空気式の自動圧搾機もありましたがほぼ放置状態

 
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こちらは澱引きタンク約2~3週間かけて澱引きします。
ここの作業は常温で行います。 澱引きご瓶詰め 瓶火入れ
ここまで25日平均だそうです

アンビリーバボーと叫びたくなる蔵元さんもいるでしょう。
しかしこれが奧播磨流 生老ね もちろんありますよ!
通常の利き酒で欠点と取られる部分を特徴に変えるパワーが
この「奧播磨」の酒にはあります。

10人が10人旨いという酒じゃなくて
10人中1人が旨い酒を「奧播磨」は目指して下さいとメールしたら
100人に1人との返事が返ってきました。

そんな熱烈なファンの期待を裏切らない酒造りを目指すというか
得意とするという原田さんの気持ちと信念を「はりきり企画部」は応援します。

でもせめて30人に1人にしておきましょう。 
そうなるために味ノマチダヤ 「奧播磨」押しでこれからも行きます

下村専務もまだまだ本調子では無いようですので
原田さんに「奧播磨」の屋台骨支えてもらわないといけません

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原田さん たのんまっせー ギターはセミプロ!!

 
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奧播磨流「夏の酒」も含め 純米吟醸辛口3兄弟 好評発売中!!

 
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最後に 「杉玉」がめちゃくちゃ多い「奧播磨」でした