晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

2008-03-04 17:00:25 | Weblog
 今朝も母は軽く眼を閉じ何を思っているのか、いつもの寝姿。歌いかけると毎度お馴染み母も歌う。歌はあいさつ代わりとなった。
 ♪菜の花畠に入り日薄れ・・・おぼろ月夜。そして春の小川♪
 このところ<すこやか苑>の母を訪ねる度に開いてみる一冊の<文集・道>。
かつて母がお世話になり共に一日を過ごした通所リハビリ利用者さんの文集だった。
 それぞれの激動の永い<<道>を歩まれた歓び、苦難、いつの世も変わらない親への思いが綴られていて感極まる。
 子供時代を、企業の働き手として、戦士として・・・・・・・・・高齢者の生きて来られた<道>の険しさ、重さがズッシリと伝わる。
《 製造のパルプ積む船日昌丸 奇しくも出征乗りて比島 》 
《 始めてのわが設計のプーリーが 鋳物の上に上がり見て感動 》
文集を開く短い<時>がまた楽しみ。

  < すこやかに 辿りつきたい 歩む道 >