晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

知らずしらず

2008-03-14 14:06:02 | Weblog
 ”知らず知らず 歩いてきた 細く長いこの道”と歌われた名曲<川の流れのように>
 重さんの歩んだ93年の道も随分長い。3年前の3月13日思いもよらない転倒により大腿部骨折。長い道のツマズキにしては重大な後遺症を残してしまった。
それ以前から生活には<手すり><杖>は大きな助けではあったが、骨折以来は離せないものとなってしまった。母が施設生活になっては不要なはずのこれらに<知らず知らず>頼りながら段差を上がったり、手すり椅子に座りやすさを感じながら母の後を歩みながら生活している嫁の私だと気付いた。
相当年齢的には早いのだが、人間<楽>な方向には向きやすいものだな。背筋を伸ばし前進前進!と喝一声!
 ”生きることは 旅すること 終わりのないこの道・・・”まだまだ人生折り返し。

  < 追っている 知らず知らずに 母の背を > 

楽しむ

2008-03-13 22:01:47 | Weblog
 古い年代物の双眼鏡は亡き舅の形見。旅行好きだった父の愛用品。
 コンサートには必ずこれを拝借する。演歌・艶歌?には縁遠い私のもとに有難い一枚のチケットが舞い込み思いがけず双眼鏡と共にステージ観賞となった。
ノリ良くとはいかないものの自然に体はリズムを取っている。おばさんの私としては見どころは<和服><帯><美しい日本女性>終始双眼鏡を離すことなく観察。2時間余りをのめり込み意外な自分の中の日本人らしさを感じた。

  < 艶もなく 日々におわれる 我が身なり > 


 

健在!

2008-03-12 22:30:05 | Weblog
 啓蟄から1週間。気温も上昇し虫も動き始めているだろうと<カブトムシの幼虫>がとても気になりながら、お伺いする勇気がなく今日まで来た。
一昨年、腐葉土堆肥で野菜作りをしようとせっせと落ち葉を集め米糠を入れ堆肥作りに励んだ。一年熟成させ昨年秋いよいよ堆肥が・・・開けてビックリ!!芋虫ゴロゴロ。カブトムシの幼虫が無数に育っていた。思わぬ副産物!
 昨年秋からビッグサイズの飼育容器で飼育法を聞きながら今日まで来た。
芋虫との対面が恐怖で夫の助けにより健在である事を確認。
60~70匹いるので夫にチーム分けしていただく。4チームはそれぞれ幼稚園・児童館などで可愛がってもらう予定だ。本物のカブトムシで<命><成長>を子供達に知ってもらえたらいいな。
 歳を重ねてもやはりおばさんも<女>幼虫には寒さを感じる。
 夫の<男>は少年にしばし戻れたのでは・・・。

  < 逞しさ やはり雄だな カブトムシ >
 

新生活

2008-03-11 19:51:29 | Weblog
 朝の愛犬との散歩コースで住み慣れた地ではあるが新しい発見や出会いがある。
今朝は静かな池の淵の土手から見つけた<鷺集団>なんだか聞こえが悪いが、ゴイサギだろうかアオサギだろうか?向こう岸の人の通りがない高い樹の上層部に巣作りしている。高層マンションの様でもある。
どうやら7組ほどのカップルらしい。高い位置から周りの気配を伺いながら大きく飛び立ち水面から小魚でも捕らえている。夫の帰りを待つ妻のようでもあり子供を送り出す母の様でもある。
 カラスも針金ハンガーで巣作りするシーズンらしいので、この<鷺>達も恵まれた自然環境のなかで子育てを始める頃なのかもしれない。

  < 新生活 共に支える 安住地 >

その後

2008-03-10 20:04:31 | Weblog
 我家の愛犬らしくずいぶん無精をしていた<ルイコ>ですが、やっと念願のカットが許されスッキリ・チャーミングになった所で久々の登場。
 この犬種は手入れによりエアーデールテリアの名を保っている様なもので、伸び放題のロン毛犬を見ると”もしかして犬?”と怪訝そうに問われたり、”大きなトイプードル”に見られたり。
 今日の散歩で出会った犬連れさんには”スタンダードプードルですか?”と言われる始末。
 世間でいわれる美容室帰りの妻の変身振りに気づかず褒め言葉の一つも出ない夫。我家も当然そうだが・・・自分の事は許せるが、愛犬のことになると許しがたし・・・。

  < 褒め言葉 ひとつだけでも 晴れ気分 > 

3月9日

2008-03-09 18:21:21 | Weblog
 今朝の散歩コースではウグイスの初鳴きに遭遇。まだまだ未熟でこれからの上達を期待しまた明日からの楽しみがひとつ。
 今日の日めくり<御神酒上がらぬ神はない>神様でさえ飲むのだから、自分も・・・と自己弁護の言葉。
 わが家の<大神>も同じく休肝日もない。
良く働き、上手に癒され疲労回復する夫。作り笑顔で御神酒を供える我が身を褒めたし。

  < 神様も お休みください 週二日 >
    

2008-03-08 20:34:43 | Weblog
 特にこだわりがある訳ではないが、最近アルカリイオン水を利用する事にした。
我が市の管理する水道水に不安がある訳ではないが飲み水をペットボトルで買う気にもならない。
水に関しては<もったいないおばさん>としては、飲用水と同じ物をトイレにもジャージャー流し放題であることが如何なことかと思えてならない。別物になれば施工なり管理・衛生面にも問題ありだろうが・・・・。
スーパー出入り口に設置された給水装置から3㍑×2本を実質いただく。この時、利用する人の間のコミュニケーションも面白い。おばさん同士だと水の使い方。情報交換。
 先日、私の前にならばれた70代と思われる男性は手順よく2本入れボトルをエコバックに入れると静かに扉を閉め、布巾で台を拭き軽く会釈して去っていかれた。
すばらしい夫像を見せてもらった。自ら奥さんの手助けか、もしや独居、こだわり食生活をされる方か?何れであれ我が夫もこのように歳を重ねていただきたい。

  < 貴重なる 水に思うは 老い先の世 > 

逸品

2008-03-07 19:55:16 | Weblog
 何年も前に植えつけたニラがブドウ栽培の温室の中で今や緑のジュウタンならぬバスマットを敷き詰めたように茂っていた。
 株分けのために掘り上げ株だけ残しもう一度植えつける。切り落とした葉はまだ充分食材になりそう。もったいない!
今時ニラの1・2束さほど高い物ではないし、カット野菜も出回って簡単・便利な物があふれている。我家はあふれる程の時間と手間で贅の限りの粗食。
 時間をかけひとつ・ひとつ丁寧に傷んだ葉を取り除き下ごしらえすれば立派なビタミン源となった。
亡き舅はニラと言えば<雑炊>をこのんでいた。<ニラたっぷり雑炊>は我家伝来の逸品。お昼はこれ!

  < 手料理は もったいないと 手間とヒマ >
 

キジも鳴かずば

2008-03-06 19:39:47 | Weblog
 風の冷たさが和らいできた。やっと庭の福寿草も花を開いた。花は静かに春を知らせるが、山際を犬の散歩に出かけると、”ケーン、ケーン”とキジが叫ぶように春を告げる。
 娘達が幼い頃<日本むかしばなし>をよく読んだものだ。
<キジも鳴かずば>という民話があった。今、読み聞かせた私は語ろうと思ってもストーリーはあやふやながら思い出せるが確かではない、果たして娘達は・・・・。と思う。そんなむかし話を読んでもらった事すら覚えていないのでは・・・。印象深い話でないからか?<キジも鳴かずば撃たれまいに・・・>もの悲しい話で幼児には理解しがたかったとも考えられる。
 所詮、添い寝の読み聞かせた話は親にとっての思い出話だろうか。 

  < 昔の話 読んだ絵本も 子育ても  >  

お焼き

2008-03-05 16:42:38 | Weblog
 二十四節気<啓蟄>
 冬ごもりの虫が春の気配に誘われ地上に這い出てくると言われているので、現在飼育中の多数のカブトムシの幼虫の健康チェックをしようと思うが、やはりまだ裸の身には・・・・。延期とする。
 課題<一日一品>は延期するわけにも行かず昨日の不評<かぼちゃスープ>に萎れながらも本日は<切干大根>スローフードの決定版!
 自家製切干大根・にんじん・椎茸・すき昆布・打ち豆。食物繊維たっぷりでヘルシー。これを<お焼き>にする。上新粉もこだわりの地元道の駅で購入した地産地消。
食材は満足で申し分ないが、包み込むテクニックが伴わずハンバーガー状態で焼く羽目になった。
上新粉と白玉粉のバランスが失敗要因と思えるが、原因究明よりまず判ったことは<もう二度と作らない>。 
今日まで失敗経験は数え切れないほどあるが<二度と作らない>と思いながらこの痛みもいつか消え繰り返される三流主婦。

  < 責任は 製造元と 食べつくし >

2008-03-04 17:00:25 | Weblog
 今朝も母は軽く眼を閉じ何を思っているのか、いつもの寝姿。歌いかけると毎度お馴染み母も歌う。歌はあいさつ代わりとなった。
 ♪菜の花畠に入り日薄れ・・・おぼろ月夜。そして春の小川♪
 このところ<すこやか苑>の母を訪ねる度に開いてみる一冊の<文集・道>。
かつて母がお世話になり共に一日を過ごした通所リハビリ利用者さんの文集だった。
 それぞれの激動の永い<<道>を歩まれた歓び、苦難、いつの世も変わらない親への思いが綴られていて感極まる。
 子供時代を、企業の働き手として、戦士として・・・・・・・・・高齢者の生きて来られた<道>の険しさ、重さがズッシリと伝わる。
《 製造のパルプ積む船日昌丸 奇しくも出征乗りて比島 》 
《 始めてのわが設計のプーリーが 鋳物の上に上がり見て感動 》
文集を開く短い<時>がまた楽しみ。

  < すこやかに 辿りつきたい 歩む道 >
 

ひとつだけ

2008-03-03 21:57:15 | Weblog
 昨日食べたメニューがなかなか思い出せないのを不安な思いでいたが、70代の女性は”まだまだこれからよ、今に料理の作り方が思い出せなくなるよ。”と恐怖の言葉。
その事を同年の友人に話すと少々厳しくも良いアドバイスをもらう事が出来た。
 簡単な物でも何か<一日一品>料理すれば・・・・。”料理担当の娘さんもラッキーだし、脳の活性化に好いのでは?”と言われ納得したものの脳トレブログの<一日一題><一日一写><一日一句>を背負った身にもう一つお荷物。
考えてみれば一日に食する食事・おやつなどは軽<一日10食>はいけてるのでは・・・・。なれば不可能なしと挑戦する。
またひとつわが身に鞭打ち良き友のエールに答えるべく30円也の<鶏ガラスープ>を取りクッキングの開始となった。コラーゲンで老化防止料理としよう。
 小さなひとつの花が無数に開き春を彩る<クモマソウ>

  < 厳しくも 友なればこそ メッセージ >

2008-03-02 19:33:11 | Weblog
 3月に入ったと思うだけでなんだか嬉しい気がしてくる。
 3月になったら植え付けようと思っていた<じゃがいも>も今日のポカポカ陽気のお蔭で無事完了。今年は新登場の<インカのめざめ>に挑戦してみる。 黄金色の肉色も鮮やかで今から収穫が楽しみだ。
 予定通りに作業が進むと気分も爽快。
 春には春らしい食卓が準備されこれまた喜びだ。上げ膳・据え膳の身分になり1年が近い。母が”食べさせてもらい、ありがたい”とよく言っていた。なるほど、作ってもらう立場は真に結構だな。 
 今夜は春らしい<ちらし寿司>若い料理らしく<サーモン><イクラ>の親子寿司だ。<貝割れ>のグリーンも良くマッチして春の芽吹き・成長を感じさせる。
 わが家の冷蔵庫の有り合せにしては、以外にリッチな食材だ。冷蔵庫の秘蔵食材だな。

  < 農天気 お変わりできる 労働者 > 
 

栗ごはん

2008-03-01 19:43:21 | Weblog
 季節外れの栗ごはん。ほんの少量の小粒黒豆を入れ炊き上げた。
 親友のお姑様が我家へと下さった栗は丁寧に剥いて冷凍保存してくれたもので、その手間を思うともったいなくて今日もつい数えながら入れてゆく。
友人宅の暮らしぶりにはうらやましく思う所が沢山ある。自然環境も悪くは無い我家だけれど、山間部に暮らすお宅は豊かな緑・水・空気・光・・・申し分ない。
お姑さんは、ゆったりと、しかし絶え間なくコツコツと家庭の働き手として嫁である友人との役割分業もできている。
 いつもきれいに掃き整えられた庭にはもちろん雑草など見る事も無い。
家庭菜園にいたっては、小石は積み上げ菜園ガードとなっている。これを見せてもらった時は<この家の永い歴史>と感じた。昨日、今日ではこうはならないだろう。剥いた栗の皮も畑でエコ堆肥となっていた。丁寧な暮らし。  
 心地よい風の通り抜ける母屋と離れとの間の長椅子に腰かけて栗剥きしているお姑さんが思い浮かんでくる。

  < ニコニコと 姑の後 歩む友 >