晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

冬の道

2008-12-17 20:26:34 | Weblog
 雇用問題、派遣切り、寮を退去・・・寒々しいニュースばかりの年末です。
 春に秋にカメラにおさめてきた道もすっかり落ち葉に埋もれる冬の道となった。
 これからこの落ち葉を集めての腐葉土作りに精を出さなければ・・・。もの好きと思われそうなこの作業が結構好きなんです。
 まずは昨年からねかせ立派な堆肥となった腐葉土と詰め替え作業にかかる。一年間熟成された落ち葉には今年もカブトムシの幼虫がゴロゴロ育っている。
 どうもこの幼虫には何年付き合っても好きになれない。かといって彼らを寒空の下に放置してしまうと一夜にしてその命も絶たれてしまうし・・・。数え切れないほどの無数の幼虫をとりあえず飼育ケースに納めホームレスにすることなく小さな命を守ったものの今後の行方を思案中なのです。

  < 虫の世も 住家を確保 とりあえず >

働き

2008-12-16 23:13:40 | Weblog
 年末に労働状況の悪化により仕事への不安が世間ではあるようですが、12月とも思えないポカポカ陽気に私などは味噌豆に一仕事です。労働には事欠きません。
 日当たりの良い南側の軒先でのんびりと、ひとむかし前の老婆の如くコツコツ作業をしていますと、夫はまたも”ハローワークに行ってくるから・・”と出かけたのであります。そのスタイルもスリムのGパンにスニーカーとラフな格好が定年退職者らしくも無くかなり若く見えた。なにしろヘルスメーター上のカラダ年齢は40歳代ですから、まだまだ働けそうです。いや働いてもらわねば・・・。
 ドッコイショ!と私は莢から出し終えた豆をバケツに集め、ヨイショ!とカラになった豆殻は乾いているのを良いことに燃やし片付けた。
 この豆殻、昭和30年代に育った私の記憶には、五右衛門風呂の燃料となりパチパチと音を立てて最後の働きをしていたように覚えている。
 わが家の豆殻は勢いよく燃え、最後の働きは絶品の焼き芋を作り出してくれたのです。
 老若男女、物を問わず、なかなかの働き手であります。
 
 本日、味噌豆画像は間に合わず、ピンチヒッター青大豆であります。

  < まだ値打ち これもひとつの 働き手 > 

壺阪寺

2008-12-15 23:10:49 | Weblog
 12月半ばともなると今年最後の・・・という事が多くなってきた。
 西国巡礼も今年最後のお参りは、壺阪寺、岡寺、長谷寺、法起院。奈良大和路はゆったりとした田舎の風情がやはり田舎育ちの私には肌が合う。
 <壺阪霊験記>夫婦愛に感じ入った観音様が二人を助けたこのお寺で御加護をいただく。沢市・お里よろしくわが家にも・・・。

  < 岩をたて水をたたえて壺阪の 庭の砂も浄土なるらん >  

倉敷美観地区

2008-12-14 20:58:16 | Weblog
 今年最後のミニ同窓会の仲間が集まった。
 倉敷は観光の地ではあるけれど、やはり我々の年代には落ち着きがあっていいなあー。美しく盛り付けされた女性向きの和食を倉敷らしい雰囲気の中でいただき、二次会はゆっくりお茶でおしゃべりをする。
 ほぼ子育ても終えた私たちの最近の話題は親の介護、子どもの結婚、そして自分達の今後。それにしてもこの年代の女性達は良き仲間がいて、楽しみも上手に見つけ、結構行動的で男性と違ってどうしてこうも元気なんでしょう。そんなおばさん達は仕事一筋に家族の為に働き続けたおじさんの将来を案じているのです。 おじさん達は意外と不器用ですから・・・。

  < 人生の 楽しさを知る 熟女たち >

センダン

2008-12-13 20:27:50 | Weblog
 カメラ持ち歩きを始めて、楽しい事がたくさん見えてくる。
 車で走行中に見かけたセンダンの木。葉を落としてしまった木に実だけが残されていた。見上げる大木は懐かしい母校の小学校の校庭にあったセンダンの木そのものだった。
 小学生が数人が輪になりやっと抱えられたのではないかと思われるほど大きかったと記憶している。下から見上げ写真を撮り再び運転していると不思議な事に昔々の小学校の校歌が思い出され歌いながらのドライブ。
 思い出をたどりながら田舎の母校ホームページを開いてみた。そこに現れた校歌の詞も100点満点。パソコンからあの頃の小学生にタイムスリップ。母校の校庭にも立ってみたいとフト思った。
 カメラからパソコンから思い出・よろこびが湧いてくる。

  < 喜びが レンズ越に 見えて来る > 

  

ベーコン

2008-12-12 23:25:43 | Weblog
 ついにこの日がやってきました。待望の自家製ベーコン作り。
朝から娘と申し合わせて、塩抜き、陰干ししていよいよ燻煙にかかる。ここまでに手間と時間をかなりかけましたので必ずや美味しいものが出来上がると信じていました。
 明日は土曜日、みんなゆっくりすれば私が腕を奮ってベーコンエッグで朝食を準備しましょう。目玉焼きもいいけど、ポーチドエッグもいいかな・・・畑のミックス・サラダレタスもザルに盛り準備できました。
 夕方には、火の見守りをした燻製の香りの漂う娘と試食と相成りました。薄くスライスし、味見ですが・・・これには参りました。
 傍らで見ている夫も一口いただきたかったようですが、”とんでもない、高血圧のアンタには上げられません!”塩抜きが足りなかったらしく悲惨な結果にガッカリ!

  < 腕振るう 夢も煙に まかれ消え >

ボーナス

2008-12-11 21:06:30 | Weblog
 金融危機の影響により雇用調整だので世の中どうも暗いようであります。
 その昔には世間並みとはいかなくともボーナスはあたり前のように頂いたサラリーマンでしたが、もうその言葉さえ聞くことも無い退職者生活です。
 先日はつい”ボーナスが出たら新しいプリンターがほしいな”と口走っていました。
わが家はボーナスを当て込んで買い物をすることもなければ、ボーナスで旅行などという事もなく、かといってガッチリ貯めこむ訳でもなくいつの間にか消えてしまうずさんな家計管理の主婦でした。
 この冬、ボーナスシーズンにやっと買い替えた湯たんぽ。念願のブリキ製だ。
永くポリ湯たんぽの愛用者でしたが、金属製なら直火で加熱し繰り返し使える節水エコ。
 映画三丁目の夕日のあのシーンのように朝の洗顔に湯たんぽのお湯は使えばいいのでしょうが・・・。
 この冬最高の買い物が出来ました。世相に合った買い物ですわー。フトコロは寒くともエコ湯たんぽでホッカホカ!

  < 何よりの 時代を生き抜く 優良品 > 

エコ菜園

2008-12-10 21:12:53 | Weblog
 今朝からEM菌を使った生ゴミ処理のボカシ作りに取り掛かった。
福祉作業所が安価で販売しているものの、米糠・籾殻も利用でき、自家製ボカシもいいだろうと・・・。
 生ゴミはコンポストで堆肥として畑に還元していたがどうも排出されるゴミと堆肥として使われるまでのサイクルがもう少しテンポよく進んで欲しいもの。
 以前にもボカシは利用していたが生活にしっかり定着できず半分以上は市の収集に頼っている。
 来年からのゴミ有料化にさきがけエコ菜園に努めるぞーと生ゴミに立ち向かうのです。

  < 有機農 あの手この手の エコ畑 > 

木守柿

2008-12-09 20:31:08 | Weblog
 葉を落としてしまい取り残された柿の実が冬を感じさせている。
 せっせと干し柿用にこの西條柿を採っている時、夫が”カラスにも残してやれよー!”と一声掛けた。毎年ですが・・・。
生前、舅もそんなことを言っていた。自然へ感謝し、来年も実をつけるよう願い、また鳥にも分け与えるものらしい。いつの間にやらそんな事まで受け継いで過ごす日々。
 自然と共存して生きる田舎の暮らしの何と情け深いことでしょうか。
 
  < 慈悲深く 田舎暮らしの 風物詩 >

白インゲン豆

2008-12-08 22:48:10 | Weblog
 もう何年も前、畑の楽しさが分かり始めた頃、白いんげんを一握り頂いた。”煮豆にして残りの数粒は蒔いてごらん”と・・・あれから毎年この豆は欠かすことなくわが家の畑で育っている。用途が多く今ではやわが家の欠かせない食材となった。
 自家製トマトソースでたっぷり野菜と煮込んだポークビーンズやシンプルな和風煮豆など人気メニューとなる。
 今日は、この白いんげんを御馳走を頂いた空き容器に入れ、ほんの少し気持ちを添えてお返しした。
菜園に丹精込めている方だけあって”これは蒔いたら生えないかしら?”とやはり自分で育てるつもりのようだった。
 子どもの頃、母親がお祝い赤飯の重箱にやはり豆を入れてはお返ししていたような記憶がある。マメに暮らせるの意があったように思える。
 豆が取り持つ人の連鎖かな。

  < 一粒が 万倍になり 種を蒔き >

初挑戦

2008-12-07 21:18:06 | Weblog
 以前からぜひ手作りしたいと思っていたベーコン。
 ベーコンの下準備はしたものの1週間漬け込みが出来るのが待ちきれず、とりあえず初心者らしく簡単燻製を作ろうと卵・チーズ・カマボコと身近なところから始めた。スモーカー・桜チップと準備完了ですが、点火用の豆炭が無く、夫が気を利かせ買って来ていた着火炭をせっかくですので利用したわけです。
この着火炭もあまり良い働きもせず苦心の末にやっと着火しひと安心。その間どうも気になる夫は後ろをウロウロもちろん口も出ます。ところが、チョッと目を離したすきにまたもや夫の仕業。
 こともあろうに、火が付いていないと思い強力バーナーで点火したらしい。 
これでは”燻製じゃなく卵焼きに焼きカマボコですがなー!”
と言うに言えないため息です。
 なにしろ点火は昨日から試行錯誤していたのですから・・・。
 <船頭多くして船山を上る>どころかわが家の船は炎上!

  < ひと手間も 味はそれなり アウト・ドア > 
 

手編み

2008-12-06 21:19:07 | Weblog
 夜空も冴え渡り寒い夜です。愛犬ルイコ・娘・そして私のウォーキングトリオは今日も元気にひと回りしてきました。
 先日”お母さん、編み目記号が読める?編み方解る?教えて”と少々失礼な質問を娘にされ、どれどれと母の腕の見せどころと昔の編み物を思い出しながら教えやっと娘が編み上げた。ウォーキングを快適にしかも、寒い冬も楽しく継続できるニット帽が出来上がった。
 表・裏・縄編み・ゴム編み・・忘れかけた手編み物の楽しさを思い出させてくれた。最後の仕上げになりどうしても二目ゴム編み止めが思い出せない・・・。すでにテキストなど処分してしまいネット検索に頼ってみても編み方を文章で説明されても相当理解に苦しみます。試行錯誤の末、過去の記憶を取り戻しやっと仕上がり今夜もホッコリ・ウォーキングを済ませたわけです。
 わずかな持ち合わせた技術も使わねば錆び付きますか・・

  < 継続を 編み込んでゆく 長い糸 >

 

花言葉

2008-12-05 20:26:50 | Weblog
 寒さと共に庭先で楽しめる花も少なくなって寂しいと思いながらも艶やかな斑入り葉のツワブキがきれいだなーとカメラに収めていた。布団の中で聴いた早朝の<ラジオ深夜便>12月5日の誕生日の花はツワブキ。花言葉は困難に負けない~ですって。
 特に意味もないと思われる花言葉がおもしろい。
 昨夜放送の唯一楽しみにしているTVドラマ<風のガーデン>は花好きの私には画像もセリフも注目です。
 緒形拳さんが演じる祖父から教わる花言葉がまたおもしろい~どうせあたいは田舎もの 街のおんなにゃなれないの~
 カンパニュラの花言~孫娘を嫁に出す日~花をながめながらこんな風に思いつくままの花言葉を考えるのもおもしろそう。

  < 今日の日の 願いを花に 語りかけ >

落ち葉 

2008-12-04 21:41:18 | Weblog
 先日の銀杏の木もハラハラと落葉し地面は分厚いジュウタンを敷き詰めたように黄色一色。
 濡れ落ち葉どころか季節を彩りなんともメルヘンの丘です。わが家の定年後の夫も濡れ落ち葉などもっての外、明るく銀杏ほどに存在を示すものです。
 橋下大阪府知事さんの打ち出された小・中校での携帯電話追放宣言。学校裏サイト・ネットイジメの社会問題など考慮しての上でしょう。我がネットも夫に矢先が向くことが多く少々反省です。あまりにも存在感が有るものですから・・・ごめんなさい。

  < 話ネタ 注目される 存在感 >  

一周年

2008-12-03 20:14:31 | Weblog
 あれから早いもので一年。愛犬ルイコ(エアーデールテリア)が少しお洒落したところからブログ(晴耕雨ログ)の始まりとなった。
 何度かつまずいたり、転んでみたりしながらも夕食後のほんの短時間パソコンとのコミュニケーション。
 カメラを持ち歩くようになり大自然の中での畑仕事だろうが、家事労働だろうがレンズ越しに物を見ているような気持ちになる。しぜん毎日の生活までもが楽しくなったようにも思える。
 <脳トレブログ>と銘打ったものの果たして如何なものか、衰えを阻止する手立てとなっているのか、いないのか・・・。
 我が座右の銘<継続は力なり>とりあえず一年間中止することなく迎えた12月3日ブログ記念日。

  < ポチポチと  歩んで一年 ブログの日 >