不眠症解消どころか、眼の覚めるような・・・
○ 日時 2011年2月11日15時40分~17時05分
○ 会場 松本市音楽文化ホール
○ 演奏 アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
○ プログラム
J・S・バッハ ゴルトベルク変奏曲BWV988
今年初めての大雪。
リサイタル前にバッハ研究の大家、磯山雅氏による講演会があった。以前も磯山氏が来られた時も大雪だったような・・・
それはさておき。ゴルトベルク変奏曲(自分的には、ゴールドベルグ変奏曲と呼びたいのだが。スペルは、Goldbergですし・・・)は、グレン・グールドによる伝説的なピアノ演奏が有名で、実はこれしか聴いたことがないのだが(グールドは1955年と1985年のふたつの録音がある)、オリジナルであるチェンバロによる演奏だし、それもかなり個性的に掘り下げられた解釈による演奏だと聞いていたので楽しみにしていました。
前説の磯山氏の話は大変興味深く、知らなかったことも多くあったので、引き続き聴いたシュタイアーの演奏にも参考になった。話しも演奏も聴く(聞く)ことができてとても良かった。講演のタイトルは「躍動する数の理論」というもので、何だろうと思っていたのだが、30あるバリエーションは、3つごと同じスタイルの繰り返しであること。前半(1~15バリエーションと16~30バリエーションははっきりと前半後半を分けるスタイルであること。そのほかいくつもあったが、発展してきたバリエーションが30番目におはクォドリベットという違うスタイルにして、冒頭のアリアを最後に繰り返す時のつなぎになっているという話しも「なるほど!」でしたし、演奏もそのことを念頭に入れて聴き、この曲の知らなかった魅力に触れることができました。
グールドの演奏は、一切の反復を省略したものでしたが、シュタイアーは反復をし、演奏時間80分に及ぶ大曲になりましたが、長くはなりますが反復があった方が面白く聴けます。
終演後にはサインをいただいてきました。
○ 日時 2011年2月11日15時40分~17時05分
○ 会場 松本市音楽文化ホール
○ 演奏 アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
○ プログラム
J・S・バッハ ゴルトベルク変奏曲BWV988
今年初めての大雪。
リサイタル前にバッハ研究の大家、磯山雅氏による講演会があった。以前も磯山氏が来られた時も大雪だったような・・・
それはさておき。ゴルトベルク変奏曲(自分的には、ゴールドベルグ変奏曲と呼びたいのだが。スペルは、Goldbergですし・・・)は、グレン・グールドによる伝説的なピアノ演奏が有名で、実はこれしか聴いたことがないのだが(グールドは1955年と1985年のふたつの録音がある)、オリジナルであるチェンバロによる演奏だし、それもかなり個性的に掘り下げられた解釈による演奏だと聞いていたので楽しみにしていました。
前説の磯山氏の話は大変興味深く、知らなかったことも多くあったので、引き続き聴いたシュタイアーの演奏にも参考になった。話しも演奏も聴く(聞く)ことができてとても良かった。講演のタイトルは「躍動する数の理論」というもので、何だろうと思っていたのだが、30あるバリエーションは、3つごと同じスタイルの繰り返しであること。前半(1~15バリエーションと16~30バリエーションははっきりと前半後半を分けるスタイルであること。そのほかいくつもあったが、発展してきたバリエーションが30番目におはクォドリベットという違うスタイルにして、冒頭のアリアを最後に繰り返す時のつなぎになっているという話しも「なるほど!」でしたし、演奏もそのことを念頭に入れて聴き、この曲の知らなかった魅力に触れることができました。
グールドの演奏は、一切の反復を省略したものでしたが、シュタイアーは反復をし、演奏時間80分に及ぶ大曲になりましたが、長くはなりますが反復があった方が面白く聴けます。
終演後にはサインをいただいてきました。