ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

心残り

2012-08-15 23:26:00 | Weblog
中国の人は、道ばたのそのへんに、無造作に下着を干すので、
歩いていると、結構おどろく。
今日は、アパートの廊下に堂々と透け透けな下着を干している女子がいた。
そして、その驚きも覚めぬままバスに乗ったら、
隣に立ったおじさんが、Tシャツを胸までたくしあげ、腹を出していた。

あらあら、と思って会社についたら、
50代の上海人の女性社員が、
透け透けスカートをはいていて、太ももが見えていた。

どれも中国では普通のことなんだけど、
小説等を読んでいて、頭の中が日本モードになっていると、
ふと周囲に目をやって驚くことがいまでもある。
そしてやっぱり、中国人に生まれなくてよかった、と思う。

昨日、友人が、
本気で怒るときは、自分がそうだと自覚していることを他人から言われたときだ、
と言っていたので、私は何で一番怒るだろうと考えた。
小さいころからのことを思い返してみた。

私は「親不孝だ」と言われると、一番腹をたてる。
「これ以上、どうやって親を愛して、親のために何かをしろっていうの。
 もう、十分やったのに、なぜあなたに言われなきゃならないの」と思う。
でも同時に、原罪のようなものも心の底で感じる。

むかし母に「あなたは、お母さんに対して本当に冷たい」と言われたっけ。
それについて、ついにちゃんと話すことがなかった。
心残りだなあ。