インターネットで知り合った見ず知らずの人からも、
「中国大丈夫?」と聞かれるようになったので、
日本で報道されている中国は、本当にひどいんだろうなあ、と思う。
でも、上海はいたって平穏。
毎朝、通勤のバスの中で日本語の本を読んでいても、
周りはぜんぜん気にしない。
これは93年の留学時よりも、中国人が日本人に慣れたことを物語っていると思う。
もしいま、私が東京に帰って、
電車の中で中国語の本を広げたら、
きっと、さーっと日本人は離れて行くのじゃないかと思う。
実際、日中関係がよい時期であっても、
日本の公共の場で中国語の本を読んでいると、
たとえ混んでいても周囲にスペースができるので、わりと便利だった。
中国は広いので、漢民族の住む地域であっても、
小さい国がたくさん集まっているようなものだ。
北京、上海、広東、西安、成都、どこも全然違う。
そんな雑多な人が住む国を「共産主義」という名の下に束ねようとしたわけだけど、
もうこの国で「共産主義」だと思う瞬間なんてほとんどない。
商品を投げてよこしたり、笑顔を見せるのは損だと思っている店員がいたりと、
本来の「共産主義」とはまったく関係のないところで、感じることはある。
どこにも団結はないし、平等もない。
格差は広がる一方で、いまの20代は、どんなに頑張ったって、
親が金持ちじゃなければ、たぶんマイホームなんて持つことができない。
そして親に買ってもらったマイホームに住む20代は、
永久に自分の財産となるわけではなくて、
70年経ったら国に返さなければならないのは変だ!と言う。
どこの国にも不満はある。
ただ、その不満を出すやり方が、中国人は稚拙なことが多いと思う。
仕事の上でもそうだ。
でも、日本人の態度も、決して稚拙でないとは言い切れない。
「中国大丈夫?」と聞かれるようになったので、
日本で報道されている中国は、本当にひどいんだろうなあ、と思う。
でも、上海はいたって平穏。
毎朝、通勤のバスの中で日本語の本を読んでいても、
周りはぜんぜん気にしない。
これは93年の留学時よりも、中国人が日本人に慣れたことを物語っていると思う。
もしいま、私が東京に帰って、
電車の中で中国語の本を広げたら、
きっと、さーっと日本人は離れて行くのじゃないかと思う。
実際、日中関係がよい時期であっても、
日本の公共の場で中国語の本を読んでいると、
たとえ混んでいても周囲にスペースができるので、わりと便利だった。
中国は広いので、漢民族の住む地域であっても、
小さい国がたくさん集まっているようなものだ。
北京、上海、広東、西安、成都、どこも全然違う。
そんな雑多な人が住む国を「共産主義」という名の下に束ねようとしたわけだけど、
もうこの国で「共産主義」だと思う瞬間なんてほとんどない。
商品を投げてよこしたり、笑顔を見せるのは損だと思っている店員がいたりと、
本来の「共産主義」とはまったく関係のないところで、感じることはある。
どこにも団結はないし、平等もない。
格差は広がる一方で、いまの20代は、どんなに頑張ったって、
親が金持ちじゃなければ、たぶんマイホームなんて持つことができない。
そして親に買ってもらったマイホームに住む20代は、
永久に自分の財産となるわけではなくて、
70年経ったら国に返さなければならないのは変だ!と言う。
どこの国にも不満はある。
ただ、その不満を出すやり方が、中国人は稚拙なことが多いと思う。
仕事の上でもそうだ。
でも、日本人の態度も、決して稚拙でないとは言い切れない。