西寧西駅から青蔵鉄道に乗って、チベットのラサへ。
現在、西寧駅は改修中ということで、西寧西駅からの出発だったのだけど、
ここの構内に入るのが一苦労。
まず、鉄道のチケット、パスポート、そして入蔵許可証を見せないと、
入り口で検査している公安にはばまれ、建物自体に入れてくれない。
ガイドさんが原本とコピーを準備してくれた入蔵許可証。
外国人は、これがないとチベットに入れない。
そして、入ってみると、構内はたくさんの人。
またまた、お決まりの壮絶なトイレ。
水洗だけど水は流れず、和式の便器からこんもりとお山が見えるような有様。
うーむ。鉄道に乗るのがちょっと怖い。
ホームに入れるようになるというアナウンスで、この行列ができた。
きっと席がない人もいて、硬席のほうは、少しでもいい場所を求めて、
人民の争奪戦になるのだろう。
久しぶりに緑の列車。20年前を思い出す。
でも、中は新しかった。
私は硬臥の下段。外国人は、だいたい旅行会社が下段をとってくれるが、
いろんな人が、我が物顔で座って行ったりするので、あまり下段は好きではない。
とはいえ、今回ばかりは高地を通って行くので、
高山病気味の中、はしごで上のほうに登るのも危なく、下段にしてもらってよかった。
前日に行った青海湖のほとりを通る。
昨日のほうが青く見えたのはなぜだろう。
車内販売の夕飯。30元。高い。
日が暮れて行く。
川はまだ凍っている。
夕陽。曇っててよく見えないけど。
暮れる。
おぼろ月夜だった。
真夜中、ゴルムド駅に停泊していたとき、公安の4人組が入ってきた。
どうやら、開いている寝台を探している模様。
その声がうるさくて起きた。起き上がって窓の外を見ていたら、
一瞬、わたしの寝台が空いていると勘違いした公安が座ろうとしたので、思い切りにらんだら、
ものすごい形相でにらみかえされたうえに、大声で「なんだよ、人がいるじゃないか。この号車はダメだ」
と言われた。
真夜中に騒ぐな。漢族の公安め。
そして、そんなことは気にせずイビキをかいて寝ている他の中国人たち。
ついでに、朝は早起きだ。
ごそごそという音でまた起こされ、ならば、日の出を見てやろうと思った。
どうやら高原は、雪だったらしい。
おおお~。日の出だ。
途中、どうやら標高5000メートルくらいのところを通ったらしいのだけど、
ちょうどトイレに行ったついでに社内の気圧計を見たら、こんなだった。
標高4887メートル。
空調で酸素を送り出しているらしい。
そのおかげで、客室の酸素濃度は22%。平地並みだ。
なんとなく、え、ほんとに?と信じられない辺りが中国慣れしたところ。
だって、それでも、頭がくらくらするし。
ゆっくり歩くべし。急な動作はしない。
座って窓の外を眺めていると、きつね、おおかみっぽいの、ラクダ、馬、羊など、
いろんな動物が過ぎて行った。
山を背にして、大地にへばりつくように家が建っている。
人間って小さいなあ。
そして、ラサが近づくについれて、沿線沿いにきれいな家が並ぶようになる。
並べて等しく、赤い国旗が翻っているので、おそらく政府に支給された家で、
「政府はこんなに牧民に対して優しい!」と列車の乗客にアピールする為に、こっちを向いている。
おそらく移住させられちゃった牧民たちが計画農業をやっている。社会主義国ですから。
そして、何かの工場。
工場があるところに電線が伸び、駅ができている感じだった。
ラサ駅に到着。
出口を通ろうとしたら、またもや公安によるチェック。
列車のチケット、パスポート、入蔵許可証の提示。
そして、出口横の派出所のようなところに連れて行かれ、照合と登録をされた。
不思議なのは、私たち外国人だけではなくて、
チベット自治区在住のチベット族(明らかに民族衣裳を来ている一部の人)も、
派出所でチェックされていたこと。どんな規則なんだろう。
そして、駅の周りには、等間隔で武装警官が立っていた。
彼らを見て、ああ、チベットに来たんだなあ、という感慨がこみ上げてきた。
現在、西寧駅は改修中ということで、西寧西駅からの出発だったのだけど、
ここの構内に入るのが一苦労。
まず、鉄道のチケット、パスポート、そして入蔵許可証を見せないと、
入り口で検査している公安にはばまれ、建物自体に入れてくれない。
ガイドさんが原本とコピーを準備してくれた入蔵許可証。
外国人は、これがないとチベットに入れない。
そして、入ってみると、構内はたくさんの人。
またまた、お決まりの壮絶なトイレ。
水洗だけど水は流れず、和式の便器からこんもりとお山が見えるような有様。
うーむ。鉄道に乗るのがちょっと怖い。
ホームに入れるようになるというアナウンスで、この行列ができた。
きっと席がない人もいて、硬席のほうは、少しでもいい場所を求めて、
人民の争奪戦になるのだろう。
久しぶりに緑の列車。20年前を思い出す。
でも、中は新しかった。
私は硬臥の下段。外国人は、だいたい旅行会社が下段をとってくれるが、
いろんな人が、我が物顔で座って行ったりするので、あまり下段は好きではない。
とはいえ、今回ばかりは高地を通って行くので、
高山病気味の中、はしごで上のほうに登るのも危なく、下段にしてもらってよかった。
前日に行った青海湖のほとりを通る。
昨日のほうが青く見えたのはなぜだろう。
車内販売の夕飯。30元。高い。
日が暮れて行く。
川はまだ凍っている。
夕陽。曇っててよく見えないけど。
暮れる。
おぼろ月夜だった。
真夜中、ゴルムド駅に停泊していたとき、公安の4人組が入ってきた。
どうやら、開いている寝台を探している模様。
その声がうるさくて起きた。起き上がって窓の外を見ていたら、
一瞬、わたしの寝台が空いていると勘違いした公安が座ろうとしたので、思い切りにらんだら、
ものすごい形相でにらみかえされたうえに、大声で「なんだよ、人がいるじゃないか。この号車はダメだ」
と言われた。
真夜中に騒ぐな。漢族の公安め。
そして、そんなことは気にせずイビキをかいて寝ている他の中国人たち。
ついでに、朝は早起きだ。
ごそごそという音でまた起こされ、ならば、日の出を見てやろうと思った。
どうやら高原は、雪だったらしい。
おおお~。日の出だ。
途中、どうやら標高5000メートルくらいのところを通ったらしいのだけど、
ちょうどトイレに行ったついでに社内の気圧計を見たら、こんなだった。
標高4887メートル。
空調で酸素を送り出しているらしい。
そのおかげで、客室の酸素濃度は22%。平地並みだ。
なんとなく、え、ほんとに?と信じられない辺りが中国慣れしたところ。
だって、それでも、頭がくらくらするし。
ゆっくり歩くべし。急な動作はしない。
座って窓の外を眺めていると、きつね、おおかみっぽいの、ラクダ、馬、羊など、
いろんな動物が過ぎて行った。
山を背にして、大地にへばりつくように家が建っている。
人間って小さいなあ。
そして、ラサが近づくについれて、沿線沿いにきれいな家が並ぶようになる。
並べて等しく、赤い国旗が翻っているので、おそらく政府に支給された家で、
「政府はこんなに牧民に対して優しい!」と列車の乗客にアピールする為に、こっちを向いている。
おそらく移住させられちゃった牧民たちが計画農業をやっている。社会主義国ですから。
そして、何かの工場。
工場があるところに電線が伸び、駅ができている感じだった。
ラサ駅に到着。
出口を通ろうとしたら、またもや公安によるチェック。
列車のチケット、パスポート、入蔵許可証の提示。
そして、出口横の派出所のようなところに連れて行かれ、照合と登録をされた。
不思議なのは、私たち外国人だけではなくて、
チベット自治区在住のチベット族(明らかに民族衣裳を来ている一部の人)も、
派出所でチェックされていたこと。どんな規則なんだろう。
そして、駅の周りには、等間隔で武装警官が立っていた。
彼らを見て、ああ、チベットに来たんだなあ、という感慨がこみ上げてきた。