ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ラフマニノフ 交響曲第2番

2009-04-21 15:02:12 | Weblog
CD。ラフマニノフ 全交響曲集より
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮: マゼール、作曲: ラフマニノフ

仕事をしながらiPodで聞いている。
このところ苦手な内容の仕事が続き、どうしても気がめいるので、
助けてもらっている。

ピアノ協奏曲第5番のもとになったオリジナルの交響曲は、やはりとても美しい。
第1番は、気負いというか、若いというか、
とんがっているのもいいけどさ、と言いたくなるところもあるのだけど、
第2番は、音の華やかさもやさしさも、そして内面に落ち込んでいく弱さも、
全部が盛り込まれているようで、とてもいい。
足元を見つめつつ、自分を開放していくような安心感がある。

聞いているうちに、
苦手な仕事であっても、ひとつひとつ自分のペースで仕上げていけばいいか、という気になる。
カッコつけてもしょうがないし、そんなに賢くないことは自分が一番知っているのだから、
見栄をはっても、自分も周りもつらくなるだけだ。

そして、仕事は、好きな仕事が得意とは限らないし、
苦手なことであっても、必要とされる仕事はたくさんあるし、
誰も代わってくれないことは、よくあることだ。

でも、みなから毎日求められる仕事の内容のうちある重要なことを行うと、
その後、指が痛くなってしまって、
夜、家に帰ってから電子ピアノを弾くことができなくなった。

こんな生活が、かれこれ半年。

いくら求められているからと言って、そして私がピアノを弾くことは、
世の中にとって、なんの価値もないとは言え、
「私はピアノを弾くのが好きだ」ということには変わりがないわけで・・・、
それを我慢してまでする仕事って、いったいどんな意味があるんだろう、
と思ってみたりする。


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