映画の「20世紀少年」を見ながら、
一時期、浦沢直樹氏の作品にハマっていたころのことを思い出した。
といっても、読んだことがあるのは『MASTERキートン』『MONSTER』、
そして『20世紀少年』だけだから、ハマったと言うと、ファンに怒らるかも。
『MONSTER』のラストシーンについては、きっといまでも徹夜で語れる。
『MASTERキートン』は、大学生のときに読み、将来キートン先生のようになりたいと思った。
ただし、軍隊の地獄の訓練について行くだけの運動神経も精神力もないことは、よくわかっていた。
「砂漠のカーリマン」という話を思い出し、タクラマカン砂漠が目の前に広がった。
こうなるともう、連想がとまらない。
いくつか作品中の思い出深いシーンが心に浮かび、
最後に、昨日読み終わったばかりのノモンハンに、ピタッとたどりついた。
『MASTERキートン』には出てこないテーマだけど。
『MASTERキートン』にハマっていたころ、モンゴルにもハマっていた。
いまから15年くらい前の話だ。
友人からのウワサで、満州里というところに、
すごく美しい草原が広がると聞いた。
その後、モンゴル人と満州里をはじめ、あの辺り一帯の話をする機会があった。
内モンゴル自治区とはちがい、中国の東北部とモンゴルとの国境付近には、
まだ手つかずの草原が残っていると言うことだった。
私は「行ってみたいなあ。でも、こんな不便なところおいそれとは行けない」と、
憧憬のまなざしで語っていた。
ノモンハン事件があったのはそのあたりなのに、
日本史で勉強していたのに、知識と実際の地名がリンクしていなかった。
モンゴル人に、「むかし日本とそこで戦争があったよ」と言われた。
それでも、ノモンハン事件とは結びつかなかった。
最近の高校の日本史の教科書を見たら、
ノモンハン事件による日本側の死者は、約8700名と出ていた。たしか。
一説には2万人とも言われているけど、文科省は少なめ説を採用しているようだ。
それでも、やはり、私にとってはノモンハン事件というよりも、
写真で見た、あの美しい満州里の草原なんだ。申し訳ないけど。
馬のひづめの音、馬上のモンゴル人のかけ声、
自分の靴が、少し湿った大地を踏みしめる音、
私の足に驚いて、急いで逃げる小さな虫たち、
ボーッとしていると踏みそうになる家畜のフン。
想像することは、もうたくさんあった。
そんなことを考えながら歩いていたら、踏切に突っ込みそうになった。
目の前にはアスファルトの道ではなくて、草原が広がっていたから、
もうすっかり、バーが降りていることに気がつかなかった。
だから、クルマの運転はしないことにしている。
他人に迷惑をかけることになりそうだから。
今日、改めて、事故は自分1人で、と思った。
一時期、浦沢直樹氏の作品にハマっていたころのことを思い出した。
といっても、読んだことがあるのは『MASTERキートン』『MONSTER』、
そして『20世紀少年』だけだから、ハマったと言うと、ファンに怒らるかも。
『MONSTER』のラストシーンについては、きっといまでも徹夜で語れる。
『MASTERキートン』は、大学生のときに読み、将来キートン先生のようになりたいと思った。
ただし、軍隊の地獄の訓練について行くだけの運動神経も精神力もないことは、よくわかっていた。
「砂漠のカーリマン」という話を思い出し、タクラマカン砂漠が目の前に広がった。
こうなるともう、連想がとまらない。
いくつか作品中の思い出深いシーンが心に浮かび、
最後に、昨日読み終わったばかりのノモンハンに、ピタッとたどりついた。
『MASTERキートン』には出てこないテーマだけど。
『MASTERキートン』にハマっていたころ、モンゴルにもハマっていた。
いまから15年くらい前の話だ。
友人からのウワサで、満州里というところに、
すごく美しい草原が広がると聞いた。
その後、モンゴル人と満州里をはじめ、あの辺り一帯の話をする機会があった。
内モンゴル自治区とはちがい、中国の東北部とモンゴルとの国境付近には、
まだ手つかずの草原が残っていると言うことだった。
私は「行ってみたいなあ。でも、こんな不便なところおいそれとは行けない」と、
憧憬のまなざしで語っていた。
ノモンハン事件があったのはそのあたりなのに、
日本史で勉強していたのに、知識と実際の地名がリンクしていなかった。
モンゴル人に、「むかし日本とそこで戦争があったよ」と言われた。
それでも、ノモンハン事件とは結びつかなかった。
最近の高校の日本史の教科書を見たら、
ノモンハン事件による日本側の死者は、約8700名と出ていた。たしか。
一説には2万人とも言われているけど、文科省は少なめ説を採用しているようだ。
それでも、やはり、私にとってはノモンハン事件というよりも、
写真で見た、あの美しい満州里の草原なんだ。申し訳ないけど。
馬のひづめの音、馬上のモンゴル人のかけ声、
自分の靴が、少し湿った大地を踏みしめる音、
私の足に驚いて、急いで逃げる小さな虫たち、
ボーッとしていると踏みそうになる家畜のフン。
想像することは、もうたくさんあった。
そんなことを考えながら歩いていたら、踏切に突っ込みそうになった。
目の前にはアスファルトの道ではなくて、草原が広がっていたから、
もうすっかり、バーが降りていることに気がつかなかった。
だから、クルマの運転はしないことにしている。
他人に迷惑をかけることになりそうだから。
今日、改めて、事故は自分1人で、と思った。
おもしろいですね
マンガを実写にすると、微妙になってしまうものもありますけど、
「20世紀少年」は、成功しているようですね。