ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

危うし

2014-07-25 23:42:21 | Weblog
月曜日に休日出勤して間に合わせた仕事が、
よくよく見てみたら上海から来たデータが間違っていて、
これからの週末にかけて全部やり直しになるという・・・、
非常に「らしい」展開になった。

もう、怒る気もしない。

それよりも家の中が暑くて、じわーっと汗が出て来て、
喉が渇いて、飲み過ぎて、お腹がゆるくなり、
ついでに、夜中にトイレに行きたくなることの方が、ゆゆしき問題である。

今日は日清戦争の記念日で、しかもちょうど120年の節目の年のため、
中国では、相変わらずブームのように反日が盛り上がりつつある。

私にとっての日清戦争は、下関条約、李鴻章、北洋艦隊、三国干渉、
大陸の権利をすべて放棄し、台湾の権利をもらった。
アヘンで国内がぼろぼろになっていた清国と戦い、
このあと10年おきぐらいに大きな戦争があった、その最初の戦争。
「眠れる獅子」が本当に弱っちい獅子だと証明してしまった戦争、くらいな知識だ。

つまり、中国の歴史、とくにアヘン戦争以降の中国史に興味があるわりには、
あまり注目しなかった戦争で、教科書の範囲の知識を出ない。

ついでに中国では甲午戦争といい、日本人には馴染みのない呼び方のため、
中国でさんざん煽っていても、ますますピンと来ない。
今年の夏は、これから9月にかけて、どこまで反日が盛り上がるんだろうか。

中国は、別に好きになる必要はないし、ましてや土下座する必要もないと思うけど、
まったくの無関心も、やはり自らを危うい立場にすると思う。

今日、会社の採用面接で、幾人かの20代の人と会い、
中国と関係のある会社を受けに来ているわりには、
まったく日中関係に興味がなく、他人事であると言う感覚に戸惑った。

ただ、無関心の方が、中国人とうまくいったりするかもしれないと、
ちらりと頭をよぎったけれど、
攻撃的な中国人を無関心にやり過ごすほどの人格的な強さはなさそうなので、
日本は非常に危ういなあ、と思わざるを得なかった。


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