ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

時計

2012-09-05 00:00:40 | Weblog
今日、中国人の女性スタッフに仕事の進め方でお願いごとをしたら、
批判されてると勘違いされたらしく、涙ぐまれてしまった。
中国語なので直接的になるのはしょうがないんだけど、
それにしても、中国人の女の子は、よく泣く。
生まれて来てからこのかた、人に叱られたことなんてないんじゃないかと思うくらいだ。
叱られ慣れていないというのは、ある意味で不幸だと思う。

ただ、そんなことはどうでもいい。
いい加減な仕事の進め方をしている中国人が多ければ多いほど、
日本には、まだ生きる道があるわけだから、
ふてくされたり、泣かれたりして、結局改善してくれないくらいのほうがちょうどいいんだ。

で、日本に帰ったら、時計を買おうと思っている。
いま私が愛用しているのは、GSX903。
日本の職人が手仕事で仕上げている時計で、肌触りも着け心地もいい。
が、いい時計の常で、ちょっと重い。

もう少しカジュアルな時計が欲しいと思って、
いろいろと探してみたんだけれど、
ちょうどAmazonで依頼した時計が届かないことから、
あきらめて新しい時計を探し始めた。

絶対に見てはいけないと思っていたGSXのサイト。
なぜなら見たら必ず欲しくなり、可処分所得以上の金額の時計を買ってしまう。
そもそもGSX903を使い続けるつもりで、遊び用として買うつもりなのだから、
そんなにいい時計でなくていい。

が、見てしまった。
欲しくなってしまった。
気に入ったのは限定モデルだった。
次に帰国したときに店頭で見られるよう、お願いメールを出してしまった。

時計ばっかりいいものをつけてても、しょうがないのに。
でも、久しぶりにわくわくした。

たしかに、中国のものをつくる技術は上がった。
でも、中国の商品のファンは世界中探してもまだいない。
すくなくとも私は、カタログを見ただけでワクワクするような商品に、
まだ出会っていない。

割合

2012-09-03 23:44:27 | Weblog
注意してもしょうがないと思うのだけど、
どうして中国人というのは、すべて上書きしてしまうのだろうか。

先週やったのとほぼ同じ作業なので、
前に説明した作業内容は少し簡単に触れるだけにすると、
しっかりそれは忘れて、中途半端な仕事をしてくる。

「これ、先週とほとんど同じことじゃない。
 このやり方は先週説明したよね。
 前にやったことなのに、どうして忘れちゃうの?
 これじゃあ、いつまで経っても任せられないよ」

言ってもしょうがないのに、つい言ってしまった。
そして言った後に、しおれている相手を見て、
「やっぱり私の説明が不十分だったのが悪いんだ」と自己嫌悪に陥る。

まあ、中国人に限らず、日本人の後輩に仕事を教えるときも
そんなに大差ないんだけど。
ついつい「だから中国人は気が利かない」と言いたくなってしまう。

この人種差別的な発言はよくない、
あくまでも個体の問題だ、とは思うのだけど、
こう言いたくなるのは、全体に占める割合の問題なんだよなあ。きっと。

そして、中国人の若い女子は「だって、だって」と必ず自己正当化した
言い訳を立て板に水のごとく並べ立てる。
男子は、ムスッとふくれて、ふてくされる。

上司や先輩に注意されても「すみません」とは言わない。

見栄

2012-09-03 00:03:19 | Weblog
見栄ってなんだろうなあ、と思う。
日本人と中国人の見栄のポイントは、かなり違うと思う。
でも、日本人同士であっても、かなり違うことがある。

日本の見栄は、
・経済大国であること
・生活水準、教育水準が高いこと
・平和であること
・安全であること
・アジア諸国のなかでは、まだマシだと思い込んでいること
このくらいだろうか。
自分は相対的には、アジアの遅れた国よりもいい生活をしている、という感じ。

中国の場合は、もっと違って、
「自分に特権があって、お金をもっていること」かな。
国全体のことよりも、とにかく自分が「成功者」であることのほうが重要。
社会主義だから、国を第一に考えているなんてことはなくて、
あくまでも個人資産が大好きな人たち。

だから、ケンカしようとしても、ポイントがずれると思う。

上海で働いている日本人にもいろいろな見栄のポイントがあって、
駐在員で一番多いと感じるのは、
「中国なんかに飛ばされちまったぜ。でももともとは、おれ、高学歴なんだぜ」で、
本社にいつ戻れるかに汲々としている人。

現地採用の場合は、男女でかなり差がある。
男性は、駐在員に比べると給料が低めなので、将来の不安に喘いでいる人が多い。
女性は、どちらかというと両極端で、頑張って働くタイプかワーホリ気分かどちらかだと思う。
いろいろな人がいると思う。

今日は『最終目標は天皇の処刑 ー中国「日本解放工作」の恐るべき全貌ー』
(ペマ・ギャルポ著、飛鳥新社刊)を読んだ。

中国人はしたたかだから、横入りもすれば、すぐに言ったことを覆すし、
基本的に共存共栄なんて感覚がない人たちばかりだから、
日本を自分たちの領土とし、自治区化する野望ぐらいは、
普通に持ってるだろうなあ、と思う。

私は実際の経験上、現段階の中国と言う社会の成熟度からして、
(本性からそうなのかもしれないが)、
中国人の上司は最悪だから、占領されないようによくよく注意しようよね、と思う。
見栄はってるうちに、逆転してるのが世の常だからさ。

満ちて欠ける

2012-09-02 04:03:20 | Weblog
9月1日、浦東にある東方芸術中心まで、しょこたん(中川翔子さん)のコンサートに行って来た。
18時すぎ、最寄駅の上海科技館から地上にあがると、
公園で、たこあげをしている人たちがいた。



風流、というのではなくて、単に、たこを売りつけるために、たこをあげているのだった。
このへんが上海っぽい。お金にならないことは、やらない。

コンサートは、正直、席が埋まるかを心配していたのだけれど、ほぼ満員。
非常にいい感じで盛り上がったので、アニソンを知らない私でも十分楽しかった。

しょこたんのすごいところは、引出しがたくさんあるところだと思う。
中国語の発音や四声もバッチリだったし、
すごくかわいいのに、ヌンチャクを取り出したりする。
とても真面目な人柄で、努力していることが伺える。
いまでこそ「オタク」という言葉で括られているけれど、
むかしの日本語に置き換えたら「芸達者」なのだと思う。

本当に、素晴らしい才能だと思った。

その興奮冷めやらぬままコンサート会場を出ると、煌煌とお月さまが輝いていた。



確か昨晩は、ブルームーン。
ブルームーン→ブルームーン探偵社、で、アメリカのある俳優さんの顔が浮かんだりする。
でも、きっと若い人は知らない。

上海に来てからの仕事で、私なりに一生懸命向き合った日本人の女性から、
どうやら、すごくきらわれていたらしいことを昨晩知った。
もともと、うすうす感づいてはいたけれども、
やはり、言葉として知ると、ショックだった。

その気持ちがどうしてもおさまらなくて、
しょこたんのコンサートに一緒に行った友人に、夜遅くまで話を聞いてもらった。
その友人にも紹介していたので、友人もショックを受けたようだった。

人生は連環しているので、私がむかしした不義理を、やはり返されることになる。

でも、そんなふうに考えるようになったのも、つい最近のことだ。
20代のころは、そんなことも思わなかった。



そうかあ。
お月さまを見上げるときというのは、
農業を捨てても満ちて欠けるお月さまの姿を愛するのは、
そういうことなんだなあ。