立派な訪問着など着物姿で溢れた会場は久しぶりなだけにとても良い刺激となりました。自己流の私とは違って、鏡を見ずに全員が全く同じ動きで帯結びをしてゆく光景は目を見張るものでした。
私も南部幸雄の伊勢型に刺繍の箔帯でのお出かけを楽しみました。歌舞伎座へ行くことも減って、パーティも少なくなった近頃では、こんな機会は嬉しいものです。
四月は親しくしているベトナム人家族が何年かぶりに四人で来て、楽しいながらも慌ただしい二週間を過ごしました。ぎりぎり桜舞い散る風景も見られてご満悦でした。川原を一緒に歩くと食べられる草はとても喜び、肉料理と一緒に、文字通り山のように生のまま食べます。クレソン、カワウド、セリ、イタドリ、酸葉、菜花などなど。前にもドクダミ、カボチャの花、さつま芋の茎なども普通に食べると教わっていたのですが、やはりその量にちょっとびっくりしました。もう少しでアカシヤの花も試せたのだけれど。
と慌しい日々の後、ほっといつもの日常に戻ると緑はすっかり濃く分厚くなって、躑躅や木香薔薇、大手毬と共に、草刈りが仕事になる季節だと気が付きました。
周りの芝生はもうすっかり伸びています
今になって咲いている美山桜
いつも楽しみに待っている踊り子草の群生
今になって咲いている美山桜
いつも楽しみに待っている踊り子草の群生