りつこの昨日今日

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梅仕事真っ只中です

2024-06-18 11:55:00 | 日記


毎日毎日、うめが降っています。拾っていると傘にコツンと当たるし、夜中もベランダの屋根に落ちる音で目が覚めるほど!
 もう梅干しは七キロ漬けて、去年のがまだたくさんあるので精々あとひと瓶でいいかなと思っています。


石の重石代わりにゴルフボールをビニール袋に入れて。量の按配がしやすくきれいだし。因みにいつも通り12%の塩で大丈夫です。
 古い炊飯器の保温で甘露煮。70%の砂糖を入れるだけ。数日間放っておきます。
 今朝テレビで見た梅にダージリンティーを入れて煮るスイーツは早速やってみました。簡単で美味しい。
 手頃な冷凍庫があるので余ったらとりあえず二、三キロずつ冷凍しています。一度凍らすと何に加工するにも楽になります。欲しい時、暇な時に使えるし。
 川原で取った桑の実も煮て、真竹のコも茹でて保存して、この時季の忙しいこと。
 でも清楚な半夏生は最高の癒しでもありますね。


 梅仕事ぷりぷりお尻の並ぶ瓶



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枇杷とたけのこ

2024-06-04 11:59:00 | 日記
 今年は珍しくウチの枇杷がたくさん成りました。枇杷には焼け跡時代の思い入れがあって、もう何十年も前に植えたのですが、日当たりのせいか背ばかり伸びてほとんど実をつけなかったのに、今年はどういうわけか、たくさん。甘くはならないかと思いきや、それなりに美味しくなってきました。
 昭和19年生まれのわたしが小学校に入学する前の頃でしょうか、麻布広尾町と言ったあの辺りは一面の焼け野原。うちの両隣り以外はほとんど焼けて、前の日赤看護学校も草むらの中。5、6分歩いた崖の上には電電公社の瓦礫、と呼んでいたのですが、が広々と見捨てられていました。コンクリートの建物は瓦礫となっても、春には沈丁花に始まり、梔子、露草、躑躅、瀉下が遊び場を満たしていました。そしてこの季節!看護学校には桑の実がたくさんなって、スモックの大きなポケットを紫色に染めては叱られたものでした。それでも甘いものの滅多にない日々、黄色の木苺と桑は探しに行く価値があったのです。
 電電公社の崖の上に迫り出した枇杷の木に黄色の実がなっているのを見つけたのも4.5歳の頃でしょうか、幼稚園に行かないわたしはいつも一人でしたから。庭の猿滑りの木に慣れたわたしは木登りが得意。たわわな枇杷の実を取っては下に落として食べたのだと思います。
 今でも桑の実や枇杷のなっているのを見るとワクワクしてしまうのはこの原点があるからなのでしょうか。


 散歩する河原に竹藪があり、この時季誰もが目を凝らしながら歩いています。上手な人たちは藪に入って自転車いっぱいに取って帰るようですが、土手の上から見えるだけでもこれくらいの収穫はあります。帰ると皮を剥がして圧力鍋で茹でます。これが毎日のルーティン。刺身で食べたり、今のお気に入りは胡麻油で炒めて魚醤と醤油で味付け、そのままでも立派なおかずになります。



 梅もポツポツ落ち始めています。去年は梅干し中心で甘煮が足りなくなったので、今年は甘いほうをたくさんのつもり。昔はよく茹で溢して種を取ってジャムにしていたけれど、何年か前、古い炊飯器の保温で低温調理を知ってから、なんと簡単なこと、70パーセントのお砂糖だけ入れて、数日、忘れた頃には甘露煮ができています。これを一年中、ヨーグルトにかけて食べています。
 採集生活の忙しい近頃です。
 

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