りつこの昨日今日

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犬ふぐりがもう咲きました。またスカーレット

2020-01-30 10:50:00 | 日記
 焼き物は何より窯焚きが大事です。目的に合った土を思い通りに成型しても、使えて鑑賞に堪えるものにするのは窯焚きにほかならないからです。電気でもガスでも温度は上がります。でも安土桃山時代の茶道具のような表裏のはっきりしたビードロや火色は穴窯に松薪でなければ出ません。
 個展の売上げは大半が薪屋さんに廻りました。辻清明が薪が足りずに家の羽目板を外してくべたなどという話もあります。うちでも行く先々で赤松の切り倒されたのを見つけると、どうにかして手に入れようとしたものです。スカーレットのように一年の大半は薪作りに追われていました。
それでも風向きや天候のせいで失敗することもあり、隙間なく詰めた作品の中に、二、三点でも気に入った色が出ていれば、ま、いいか、また今度、となるのです。
 お客さんにいつの窯が一番良かったかと聞かれれば、決まって、次の窯、と答えていたものでした。



昔、珍しく私が窯焚きの前と後に撮った写真です。本当にいい焼けは、この棚の前の熾に埋まって出てきた壷や花生けなのですが。



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穴窯を焚く

2020-01-27 16:15:00 | 日記
  いつもはあまり見ないNHKの朝のテレビ小説、スカーレットを見ています。なぜって、私たちのやってきたことだから。
 今朝のは初めての窯焚きでした。きれいすぎる窯の中や少な過ぎる薪の量や、実際の穴窯を知る人なら、えーって言うことはたくさんあります。
  平成になって、十年余りの頃から、窯焚きの煙が問題視されて、窯業地以外の窯焚きはとても難しくなりました。
 昔は八王子の奥のうちの近くには、仲間と呼べるような人たちがいて、共に飲んだり食ったり。悩みを共有し、焚く時には手伝ったりしていました。デパートや銀座のギャラリーでは個展のオファーも多く、生活は大変でも前途洋々に思えたものでした。
 ある時、市役所の環境課という人が来て、消煙装置を設置しなければ薪の窯は焚いてはいけないと言ってきました。
  こんなに簡単に人が積み上げてきた技も経験もダメと言われるなんて思いもよらないことでした。
  室町期、安土桃山時代のローテクが生み出した色を求めてきた我々に消煙装置を設置⁉️八王子を諦めて一人ずつ消えていきました。でも上手くは行かず、特に親しかった二人までも亡くなってしまいました。
  今日はこんな苦い思い出が蘇った朝でした。
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ひたすらのんびりのお正月

2020-01-27 13:27:00 | 日記





ずいぶん降ったみたいだったのに、残った雪はこれだけ。今日の暖かさで、地面はぐちゃぐちゃです。

昨日はとても寒かったけれど、今日はまた暖かい青空です。
散歩して洗濯物を干すと、すべきことは終わり。ベランダの屋根が暖かそうなので布団も干した。
年末年始は図書館で本をたくさん借り、正月休みが終わってすぐにまた借りて、日向読書に明け暮れています。そのせいでちょっと運動不足!


平安期の分からない出来事は皆、妖怪の仕業と考えたころの話、江戸時代のどこぞの小藩に起きた奇想天外な物語、読むそばから忘れてしまうのに!

オーストラリアから雨が降った、というメール。山火事の地域にもけっこう強く降ったみたいで、まずはよかった!
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青空のお正月

2020-01-04 18:41:00 | 日記
三が日が終わりました。元旦から天気予報より暖かだったし風も穏やかでした。
 駅伝を見てゴルフを見てお笑いを見て、青空の下をゆっくり散歩して。       台風ですっかり広くなった河原には乾いた中洲が広がっています。小さな流れを飛び越して広い中洲を歩くのはとても気持ちが良いものでした。と、崩れた土手の下にひと群れのクレソンを発見!あれから2カ月、もう柔らかな茎と葉がしっかり育っていました。
土手の上にはあの時流れて来たゴミや流木が一様に川下を向いて乾ききっています、ここももう少したったら緑の草が出揃うのでしょう。




今年も一年、平和な世界でありますように。再生可能な生活を心がけてまいります。

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