りつこの昨日今日

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虎杖の炒めもの

2024-04-25 16:23:00 | 日記
 雨が止んだのでやっと動き出しました。このところ、箸休めとして好評だった虎杖が切れていたので、散歩のお土産にたくさん摘んできました。葉をとって皮を剥き、さっと湯に通してサラダ油で炒めました。鰹と昆布の出汁に醤油だけ。酸味はしっかり残っています。
 
もうひとつ好評なのが、野草の天ぷら。川ウド、コンフリー、よもぎに舞茸も一緒に。蕾のついたコンフリーはこの時季とても美味しいのです。ソーメンや冷麦に合わせてお昼ごはんには最高です。

今、新人研修を受けている音訳の会の課題になったので、何十年ぶりかに石井桃子さんの本を手に入れました。エッセイなのでとても楽しく読んでいます。自分の母よりも五歳年上で、あちこちに母の時代の考え方や暮らし方が描かれ懐かしいのです。
 ただ、きもの、と呼んでいた洋服は生地を買ってきて工夫しながら自分に合うものを作っていたとか。女学校に入学してミシンを買ってもらった母も服は手作りが当たり前だったっけ。
 私にとって、石井桃子は初めて読みたくて買った本でした。ノンちゃん雲に乗る。小学校の頃、うちの本箱には、宮本武蔵や里見八犬伝がズラリと並び、塚原卜伝とか児雷也とか、とにかく男の子の本ばかりでした。それなりに面白いのでどれもこれも読みましたが、ノンちゃん、だけは母にねだった唯一の私の本だと思います。大好きだった中原淳一のそれいゆはもっぱら友だちの家で読んでいました。昭和三十年代の前半、洋裁のぺージも「お母様の浴衣のお下がりで」などと。私の価値観はこうやって決まったようです。




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春爛漫の涙雨

2024-04-05 10:04:00 | 日記
 散歩の収穫!土筆、野蒜、甘草、蓬、川ウド。まだ小さな蓬は川ウドと一緒に天ぷらにしよう、土筆ご飯は二回目、野蒜は洗っておけばすぐになくなってしまいます。味噌をつけておやつ気分で。
 やっとウチの桜も咲き初めてウキウキ気分で、今度こそ大丈夫だと思ったのに、今朝はまた冷たい雨です。
 白木蓮がたった二日で霜にあい、全部茶色になってしまい、そのあとまた残りの蕾が楚々と開いてくれたけれど、あんな可哀想な思いは桜にはさせたくないのです。
 
まだ五分咲きの桜、今朝の冷たい雨が気になります。青空の下の満開が見たいもの。実家では、お花見は四月四日と決まっていました。お弁当を作り大勢で染井へ出かけました。近頃では三月中に満開になることが多かったので、今年はことさら遅く感じます。
 
なんと道路脇に溜まった土の上に雑草のように桜が咲いていました。ど根性!

その隣りにはいつも通り、白いスミレがたくさん咲いています。土なんてほんの少し、苔くらいなら分かるけど。

もう半年も前から時々見かけた雉の子たち。こんなに大きくなって、薮から道の方に出ている時間が増えてきたようです。鳩よりも大きくなってちゃんと雉の色になっています。

ウクライナの戦争で、ロシア関係の本を引っ張り出して読みました。再読ですが、フォーサイスの悪魔の選択は上巻を読んで下巻が見つからず、あちこちを引っ掻き回してやっと見つけて読みました。ナワリヌイ氏が死んで、ノーバヤガゼータ紙に関する本を読み、どうにも塞がってしまう気分でしたが、これはまた違う角度の、フォーサイスですから、痛快で、それでもロシアに絡む関係性や民族の考え方などとても理解できるように思いました。









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