今年も夢のようなレース編みの花を見せてくれました。見ている目の前で刻々とレースを広げ、やがて裾を畳んでゆくように萎み始めてしまいます。儚いとしか形容詞がうかびません。
紫蘇やミョウガがいっぱいになった植え込みに押しのけるように薄紫の花が元気です。Google lensでも分からずにいたら、Googblogに同じ花がありました。カッコウアザミという中南米から来た花だということでした。何年か前から気になっていたのですが、今年はとくに元気です。
二十代の頃、七か月程いたことのあるメキシコの花と聞いて急に懐かしく可愛く見えてきました。
朝風を浴びながら散歩していると、確実に秋が近づいているのを感じます。向こう岸にラジオ体操の音が聞こえてきました。