梅雨入りが早かったせいか梅の実の落ち始めも早く、いつものように先ず小梅が。塩漬けにしたり甘煮にしたり。
散歩道では真竹の子が出始めると、毎日何本かのお土産を持って帰ります。初めのうちはたけのこご飯やトリと煮つけたりしましたが、圧力釜で柔らかくしてからごま油と魚醬で味付けるメンマ風の評判が良かったので後半はこれが定番になりました。同じ時期、川原の西側にある枇杷の実が黄色くなって、今年は今までになく甘いように感じられ何度か採りに行き手の届く限り採ると、まだあんなにおいしそうと通るたびに見上げていました。
そのうち大きい梅が落ち始めるとさあ大変、毎日、拾っては欲しい人を探したり、水であく抜きしたり、そして塩漬けや甘煮に。癌で調子の悪い弟がうちの梅干しがあると食べられるから、ぜひ今年も漬けてね、というので、いつにもまして完熟の梅をたくさん漬けました。それでも余った梅は小袋に入れ段ボールで門の脇に置いたところ持って行っていただけて幸いでした。
そのうち私のいい加減な畑でトマトが色づき始め、待ち望んだ紫蘇やバジルやキュウリも大きくなっています。
その一方、前日までメールで話していた弟は、入院し、みんなでこんなに騒いでいいの?というほど和気あいあいの面会のあと、あ、という間に亡くなってしまいました。何もかもが飛び去って行ったようでした