人が物事を習得しようとする時、できる人から学ぼうとしますが、
できる人からではなく、できない人から学ぶ事の方が実は多かったりします。
「この人なんでできないんだろうな~」と考えてみると、そこには必ず理由があります。
そういう視点で見ていくと、非常に学べる事は多いです。
ボクシングでも上達する人、上達しない人、最初は上達してたのに上達が止まっている人、ゆっくりでも着実に上達している人。
ほんと十人十色で様々ですが、上達する人にはやはり上達する理由があり、上達しない人にも必ずそこには上達しない理由があります。
そしてそれは、何も「特別」な事ではなくて、「基本的」な事だったり、「当たり前」の事ができているのかどうかという事だったりします。
あの人は「特別」だから、とか、あの人は「運動神経がいい」から、とか言いがちですが、「同じ人間」である以上、そういった言葉は「言い訳」にしか過ぎないんじゃないかと思います。
そもそもボクシングは階級も細かく分かれている事からも、「平等」の精神を重んじているスポーツです。
一流のボクサーでさえも全ての選手が運動神経に優れている訳でもないと思います。
もし、単に運動神経だけで上達するようなものなら、自分自身それ程このスポーツに魅力を感じていないと思っています。
ボクシングで一番重要な要素は運動神経なんてものではなくて、「メンタル」が最も重要なスポーツと考えています。
道具も使わず(最低限の道具のみで)、自分の体を操作するスポーツであり、本当に「そうなる」と思えば、必ず「そうなれる」スポーツでもあります。
「そうならない」のはやはり「それ位の思いの強さ」しかない訳であって、それは上達する事やダイエットにも共通する事だと思います。
また、「自分との闘い」のスポーツなので、「言い訳」をする人には全く向かないスポーツかもしれません。
また、「現状に満足した瞬間」にボクシングの上達も止まりますので、現状に満足する事なく、ボクシングと自分自身の向上をしていって欲しいと思います。
個人的にはそれなりにみなさん勿論上達はしていますが、まだまだ「伸びしろ」、成長する余地がある訳で、もっと上達してもいいんじゃないかな~と思ったりもします。
前向きに共に「進化」していきましょう。
「強さ」も「体を変える」事も「上達する」事も
「なれればいい」
ではなく、
「なる」という気持ちが大事だと思います。
それがないと何をやっても駄目でしょう。