トルコのトピックス

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「イスタンブールに来い」とギリシア人作家がギリシアの若者に呼びかけ

2012年04月10日 | 国際
4月10日 イスタンブール在住のギリシア人ジャーナリストで作家のアレクサンドロス・マッサヴェスタさんが、近著『不在の都市イスタンブール:コンスタンティノープルに帰る』で、若いギリシア人たちに父祖の地に帰ってくるよう呼びかけています。

 Hurriyet
「私がイスタンブールに移住すると決めたとき、親類の中には「気が狂ったのか」
と言う者もいましたよ」とマッサヴェスタさん


トルコ人社会はギリシア人社会がなくなったことを損失と考えていると、マッサヴェスタさんは、言っています。
「私は若いギリシア人たちに、親の話などに耳を貸さず、ここに帰って来いと呼びかけています。君の家族たちはいまのイスタンブールを知らないのだとね」
マッサヴェスタさんはアテネの生まれですが、2002年以来、イスタンブールに暮らし、フリーのジャーナリストとして働いています。
彼のお母さんは、彼がイスタンブールに移住すると言ったとき、びっくり仰天。親戚の中には「お前、気が狂ったのか」と言う人もいたそうです。

「私が移住した2002年は、トルコはいまほど豊かでなく、ギリシアはいまほどみじめではなかったが、いまはすべてが変わりました」
「イスタンブールは私が住むことを選んだ都市です。私の友人はほとんどトルコ人です。いま、私はイスタンブールに暮らして、幸せです」


ゴマ・パン「シミット」の特許申請がトルコ=ギリシア間に緊張を

安くて、おいしくて、どこでも売っているトルコのベーグルのようなパン「シミット」って、すばらしい食物と思います。でも、ギリシアでも似たような「クルーリ」というパンがあります。
 Hurriyet

「イスタンブール・シミット販売業者会議」がシミットの特許を申請したことに対して、ギリシアから反対の声が上がっています。
ギリシアの「エレフテロス・ティポス」紙は、バクラバ論争につづいて、またトルコ=ギリシア間の新しい食物論争が始まったと書きました。
「シミットは紀元前からあり、ビザンティン時代も、イスタンブルでもテサロニキでも一般的な食物だった」と、同紙は書いています。「ギリシア=アルバニア国境周辺にも、多くのシミット売りがいる」

シミットに特許って必要なのかしら?よくわかりません。
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「シリアが越境攻撃をくり返したら、必要な手段をとる」とトルコ政府

2012年04月10日 | 国際
4月9日 トルコ外務省は今日、シリア軍の越境攻撃によって、難民キャンプでシリア人6人が銃撃されたことを非難し、襲撃がくり返されたら、トルコ政府は“必要な手段”をとると声明しました。

Hurriyet
トルコのハタイ県国境に逃げてきたシリア人の子供や女性の難民

 Hurriyet
増えつづけるシリア難民のためのテント村

「シリアの暴力を逃れてトルコに逃げ込んだシリア市民は、トルコの完全な保護下にある」と声明は言っています。
「このことはシリアの代理大使に明確に強く伝えてある」
声明はシリアの体制側に、シリア市民に対する暴力を止めるよう要求しています。


    エルドアン首相がクリスチャンにイースターの祝辞を

エルドアン首相は昨日、キリスト教徒たちにイースターを祝う祝辞を送りました。

 Sabah

エルドアン首相の祝辞は:-
「宗教上の祝日は愛と尊敬と慈善と寛容の心が高まるすばらしい日です。イースターはキリスト教徒にとって最も重要な祝日の一つです。私は世界中のキリスト教徒、とりわけ何百年も同じ土地に隣り合って暮らしてきたキリスト教徒の方々にお祝いを述べ、平和と幸福を願いたいと思います」


   「ときどきダイアリー」ヘ
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